70代。70歳以降の社会保険はどうなるの? |老後のマネー安心に(24)

出典:編集部にて作成
シニア世代の大きな悩みごとのひとつが「老後のお金」にまつわるあれこれです。
毎日のように、ファイナンシャルプランナー佐々木先生のもとには、老後のお金まわりの相談が寄せられています。その中から、みなさまにもきっと役立つ相談案件をこちらでご紹介します。金融の知識は〝0〟で大丈夫! 気軽に、一緒に勉強して、老後の安心づくりを進めましょう。
もくじ
【今回のご相談】70歳以降も仕事を続けることになり、会社から「社会保険にしますね」と言われたがそれで良いのでしょうか?

■年代:70代 ■性別:男性 ■相談カテゴリ:老後のマネー
───今回ご紹介するのは、70歳以降も仕事を続けることになり、会社から「社会保険にしますね」と言われたがそれで良いのか?というご相談です。
「私は、飲食店に勤めて40年になります。あっという間に過ぎてしまったという感じで、色々なことがあったと思いますが、思い出せないことの方が多そうです。幸いにも、今こうして元気に過ごせているので、いい人生だったのだろうと思います」
「家族のように接してくれる社長にも感謝しています。社長の子供たちも、私にとっては可愛い存在でしたが、今では一緒に働く仲間となり頼れる存在となりました。妻に先立たれ子供がいない私にとって、社長の家族が心の支えになったことも大きかったと思います。まぁ、私もお店にとっては、大きな存在だったと思います」
「そんな良い関係でもあったので、70歳以降も働くことができて感謝しています。会社から、社会保険にしますからと言われました。引き続き年金や健康保険料が、給与から引かれてしまうのでしょうか?悪いようにはされないと思いますが、それはそれでいいのでしょうか?」
【お答え】健康保険を継続できることは医療費負担の軽減になります。厚生年金は原則加入対象外のため年金が増えるということはありません

「70歳を超えても、必要とされ続ける存在であるということは誇らしいことですね。長年培われたご経験とお人柄が、揺るぎない信頼の源となっているのだと思います。良好な関係で、40年以上お勤めできるって素晴らしいことですね」
「ご自身にとっても、誰かのお役に立てること、そして報酬を得られることが、活力にもなり健康にもつながるのだと思います。まさに生涯現役という言葉がふさわしいですね」
「70歳以上の社会保障制度についてですが、『厚生年金保険』は、70歳到達時に被保険者資格を自動的に喪失します。そのため、原則として厚生年金保険料を納める必要はありません。老齢年金を受給している場合は、引き続き在職老齢年金(働きながら年金を受け取る制度)の対象となります」
「勤務先でいう社会保険は、『健康保険』です。保険料が会社と折半になる健康保険を継続できるメリットは大きいです。75歳以上になると自動的に後期高齢者医療制度へ移行します。『介護保険』は、引き続き年金からの天引きによる徴収となります」
「少子高齢化が進むなかで、企業としても高齢者が活躍できる環境づくりに力を入れています。企業にとっても、従業員さんにとっても、長く気持ちよく働ける環境があることは有難いことですね」

