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70代。現役引退後の資産運用のコツを教えて! |老後のマネー安心に(23)

出典:編集部にて作成


シニア世代の大きな悩みごとのひとつが「老後のお金」にまつわるあれこれです。

 

毎日のように、ファイナンシャルプランナー佐々木先生のもとには、老後のお金まわりの相談が寄せられています。その中から、みなさまにもきっと役立つ相談案件をこちらでご紹介します。金融の知識は〝0〟で大丈夫! 気軽に、一緒に勉強して、老後の安心づくりを進めましょう。

 

【今回のご相談】現役引退後の資産運用のコツについて教えてください

 

■年代:70性別:女性 相談カテゴリ:老後のマネー

 

───今回ご紹介するのは、現役引退後の資産運用について気をつけるべきポイントを教えてほしいというご相談です。

 

「あまり言いたくはありませんが、もう少しで80歳を迎えます。現役で仕事をしておりますが、80歳まで続けると決めています。その後、現役引退後の生活はどうなっていくのか⋯⋯考えることも多くなりました。60年近く働いてきましたから、それなりの貯蓄はあります」

 

「私のモットーは、すべて現金払い。カードやローンは使いたくない。若い人が住宅ローンで家を建てて、将来のお金を貯めることもできずにいる現状が、私には考えられません。私は土地や建物は購入せず、現在も賃貸で暮らしています。60年近く働いてきましたから、キャッシュで家を建てるくらいの貯蓄はあります。残りの人生を過ごすには十分だろうと思います」

 

「そこそこお金があると、銀行とか、証券会社とか、なぜか連絡してきます。言われるまま国債を買いましたが、もっと良い運用方法があったのではないかと思っています⋯⋯。よくわからないまま、投資信託もしています。また、NISAを勧められました。でも元本保証がない商品は、私の年齢からは避けた方がいいと友人に言われました。それは、私もそうだと思います」

 

「増やさなくてもよいのかもしれませんが、全然増えない銀行に、ただ預けておくだけというのも面白くないと思っています。言われるままに運用して損をするようなことは、絶対に避けたいです。手元の老後資金を、どのように運用したらよいのでしょうか?」

 

【お答え】安全性重視で資産寿命の延伸に取り組み、資産を減らさない運用をしましょう

 

 

「老後の資産運用については、慎重に金融商品を選ぶ必要がありますね。金利にばかり目がいってしまいがちですが、収益を得るためのリスクにも目を向け、金融商品の3つの要素を意識して選択するとよいでしょう」

 

3つの要素とは、『安全性(リスク)』─元本が減らないかどうか! 『収益性(リターン)』─どのくらい収益が期待できるか! 『流動性』─現金化しやすいかどうか!です。 安全性と流動性は併存できる関係ですが、安全性と収益性は両立が難しい関係にあります。また、この3つの要素を兼ね備える商品はありません」

 

「主な金融商品の特徴として『預貯金は、安全性◎・収益性△・流動性◎』『株式は、安全性△・収益性◎・流動性○』『投資信託は、安全性△~○・収益性○~◎・流動性○(投資先が公社債、株式、不動産等のものがあり、種類によってリスク・リターンに差が出ます)』『債権は、安全性・収益性・流動性』」

 

「人生100年時代を豊かにするためには、現役を引退したら『資産寿命』の延伸に取り組むことが必要です。[資産寿命:現役引退後は、これまでに形成した資産を取り崩しながら生活することとなります。資産が尽きるまでの期間のことを資産寿命といいます]」

 

「リスク許容度にあった金融商品を選択し、資産を減らしてしまうことは避けたいですね。特徴の異なる複数の商品に分散することは、リスクを軽減することが期待できます。大きな収益に拘るより、安全性重視で資産寿命の延伸に取り組むことで、精神的にも安定した老後を過ごせると思います」

 

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