奈良時代にはあったヨーグルト。何と呼ばれていた?|お買い物トリビア(123)

牛乳やヨーグルト、チーズなど、乳製品は私たちの食生活に欠かせない存在です。最近では腸内環境を整えるためにも大変役立つと言われています。これらの乳製品が日本にどのようにして広まったのか、そして意外な歴史を持つことをご存知でしょうか?
実は、日本の乳製品の歴史は古く、飛鳥時代にまで遡ります。百済国から来た善那が、牛乳と乳製品を孝徳天皇に献上したのが始まりとされています。この時献上されたのは、ヨーグルトやチーズの原型となる酪(らく)や酥(そ)でした。いわば発酵ヨーグルトのようなものでしたが、そんなヨーグルトを奈良時代には、何と呼んでいたのでしょうか?
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お買い物トリビア「奈良時代にはあったヨーグルト。何と呼ばれていた?」の答えはこちら。わかりましたか?

出典:photoAC(腸活としても人気のあるヨーグルト)
正解は、「 醍醐(だいご)と呼ばれていた 」でした。
ヨーグルトは奈良時代に醍醐と呼ばれていました。718年に始まった天皇への乳製品献上の儀式を貢酥の儀といいました。酥(そ)と呼ばれる乳製品が作られ、天皇に献上されていたのです。
近代酪農が日本で始まったのは、8代将軍徳川吉宗の時代で、18世紀後半です。吉宗はオランダ人に牛乳の必要性を教わり、インドから白牛を輸入して飼育を開始しました。日本の食卓に乳製品が広く普及するのは、ようやく20世紀に入ってからです。北海道でチーズ専門工場が設立されるなど、国産の乳製品の生産が本格化し、徐々に人々の食生活に定着していきました。
ところで、「醍醐味」という言葉をご存知でしょうか?「これぞ旅の醍醐味だ」など、特別の楽しみや良いところを表す言葉として使われます。仏教の経典には、「牛乳から酪(らく)を作り、酪から酥(そ)を作り、酥から醍醐を作る」という記述があります。この「醍醐」とは、現代のヨーグルトのことです。
当時の日本では、醍醐は非常に貴重なものであり、特別な人々だけが口にすることを許された食品でした。「醍醐味」という言葉は、この特別な食品「醍醐」から生まれました。つまり、「醍醐味」とは、最上の味、最高の楽しみという意味なのです。


