「千穐楽」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (226)

出典:筆者作成
コンサートや舞台、相撲など様々な行事の最終日を表す言葉ですので、ピン!とひらめいた人もいるでしょう。
演者も観客もこの日を迎えると大盛り上がりで、満員御礼ともなれば大変おめでたい一日となります。主催者によっては来場したお客さんに感謝の気持ちを込め、お酒や記念品が気前よく振舞われることもあるようですよ。興行がお好きな方でしたらきっとこの漢字の読み方はお分かりでしょう。千穐楽は何と読むでしょうか?
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難読漢字クイズ「千穐楽」の答えはこちら。読めましたか?

正解は、千穐楽(せんしゅうらく)でした。
諸説はあるものの、千穐楽とは古くに宮殿で演奏されていた雅楽の最終演目の曲という説が有力なものとして伝えられています。
最近では分かりやすく新字体で「千秋楽」と表記されることもありますが、元々の字体である「千穐楽」は依然として日本舞踊や歌舞伎といった伝統的な芸事や興行によく使われています。
一説によると江戸時代は火事が多く、芝居小屋が最終日を迎えるまでに燃えることがないようにと願いを込めて、「火」を持つ「秋」の字の代わりに「穐」の文字を使うようになったとか。すっかりお馴染みの言葉の背景にそんな物語があったなら一層関心が深まりますね。


