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銭湯の黄色いケロリン桶は何の宣伝?|お買い物トリビア(120)

出典:photoAC(銭湯の定番として親しまれる黄色いケロリン桶)


銭湯といえば黄色い「ケロリン桶」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。全国の銭湯や温泉に置かれているあの黄色い桶は、実は広告から始まったものだと知っていますか?

 

もともとは内外薬品(現・富山めぐみ製薬)が販売する薬を宣伝するために作られた桶で、1958年に誕生しました。当時はまだプラスチック製品が珍しかった時代で、落としても割れない耐久性の高さが評判となり、次第に銭湯業界で広まっていったのです。

 

黄色い桶は視認性も抜群で、今ではお風呂文化の象徴ともいえる存在になりました。さらに関東と関西ではサイズが異なり、地域によって好まれる大きさが違うという面白い特徴もあります。昭和から令和まで愛され続ける、まさにロングセラーの銭湯アイテムです。

 

 

お買い物トリビア「銭湯の黄色いケロリン桶は何の宣伝?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(ケロリン桶は頭痛薬ケロリンの宣伝用としてスタートしました)

 

正解は、「 頭痛薬ケロリンの広告として作られた宣伝用桶 」でした。

 

ケロリン桶は、頭痛薬「ケロリン」を宣伝するために1958年に登場しました。当時の内外薬品(現・富山めぐみ製薬)が、銭湯で多くの人の目に触れる場所に広告を出そうと考え、丈夫で長持ちするプラスチック桶を製造し無料配布したのが始まりです。

 

耐久性の高さから数十年間も現役で使われるものもあり、結果として日本全国に普及しました。桶のデザインは黄色に赤文字のロゴが特徴で、視認性が高く遠くからでも「ケロリン」の文字が目立つよう計算されています。さらに関東版と関西版で大きさが違い、関東版はやや大きめ、関西版はコンパクトで扱いやすいサイズになっています。

 

また「ケロリン」という名前は「ケロッと治る」から付けられたユニークなネーミングで、親しみやすさを高めています。今では広告としてだけでなく、昭和レトロな雑貨として人気が再燃しており、通販やお土産として購入するファンも多いです。銭湯文化とともに歩んできたケロリン桶は、昭和から令和まで続く日本の生活文化を象徴する存在といえるでしょう。

 

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