「郭公」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (216)

出典:筆者作成
郭公は、九州から北海道までの地域に夏鳥として渡来します。山地の原野や林を好み、 高原の代表的な鳥のひとつ。昔から身近に親しまれてきた鳥でありながら、托卵といって他の野鳥の巣に卵を産み付け、雛を育てさせるという習性を持っていることでも有名です。
郭公は童謡でも歌われ、誰でも歌った記憶があるかも知れませんよ。郭公とはなんと読むでしょうか?
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
難読漢字クイズ「郭公」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、郭公(かっこう)でした。
郭公(かっこう)は、初夏、南方から日本に渡って来る鳩よりやや小さい鳥です。明るい林や草原で「カッコー、カッコー」と鳴くことで知られています。オスの鳴き声がそのまま名前の由来となっています。因みにメスは「ピッ、ピッ、ピッ」と鳴きます。
さびれたさまを表す「閑古鳥が鳴く」の閑古鳥とはかっこうのことなんだそう。閑古鳥という名は鳴き声ののどかさによるもので、「かっこうどり」が変化したものでもあるとか。
松尾芭蕉の句に「憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥」(嵯峨日記)という句がある事からも、古来、日本人はかっこうの鳴き声に物寂しさを感じていたようですね。