まめ得のタネ

大阪城の石垣。巨石を運搬する為に使用された意外なものとは?|旅する雑学(181)

出典:photoAC(大阪城の見事な石垣。これだけの数の石を運ぶのは大変だったでしょうね)


大阪には沢山の観光地がありますが、中でも人気があるのが大阪城です。インバウンド効果もあって外国人観光客が大勢押し寄せており、すっかりインターナショナルになりました。

 

大阪城は大きなお城だけに、石垣に使われている石は数も大きさもとんでもないことになっています。これだけの石を運ぶのはとても大変だったと想像するわけですが、実は運搬するのに一役買った〝あるもの〟があります。これがきっかけで、関西と関東の食文化に違いが出たという説まであるのですが、果たしてそのあるものとは一体何でしょうか?

 

 

旅する雑学「大阪城の石垣。巨石を運搬する為に使用された意外なものとは?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC笊の上に載せた乾燥昆布)

 

正解は、「 昆布 」でした。

 

現在と違って、当時は巨石を運ぶ際は「修羅」と呼ばれる木製ソリが使われていました。その「修羅」の滑りを良くするための潤滑油代わりとして使われたのが昆布のヌメリだったそうです。

 

当時の大阪では、昆布が至るところに打ち捨てられている程、余っていました。ならば使わない手はないということで昆布の表面にあるヌメリで修羅を滑りやすくさせ、運搬したというわけです。

 

なお、当時大量に使った昆布をそのまま捨ててしまうのは勿体ないということで、醤油で煮てみたら美味しい出汁が出ました。これが関西の昆布出汁文化へと発展していったというのです。

 

新着記事

もっと見る


ページ準備中
しばらくおまちください。