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「灰汁」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (211)

出典:筆者作成


灰汁とは、食材に含まれる苦味やえぐ味、渋味などの総称を指す言葉です。灰汁が残っていると料理の味が落ち、見映えも悪くなります。中には、体に悪いとされている成分が含まれている場合もあるので注意が必要です。

 

また、灰汁は色々な用途に使われることがあり、洗濯や染め物などにも広く用いられることもあるそうですよ。さて、この灰汁とは、何と読むでしょうか?

 

 

難読漢字クイズ「灰汁」の答えはこちら。読めましたか?

 

 

正解は、灰汁(あく)でした。

 

昔は、草木を焼いた「灰」を水に溶いた汁のうわずみを使って、山野草の苦味やえぐ味を取り除いて食べやすくしていました。そこから転じて、食品に含まれる不要な成分を灰汁(あく)と呼ぶようになったそうです。

 

野菜からでる灰汁は渋みや苦味の原因とされますが、実は健康に有効とされる「ポリフェノール類」や「タンニン」などが含まれています。なので、灰汁(あく)イコール悪者ではないそうです。野菜の苦味や渋みは野菜の個性でもありますし、ほろ苦さは、春の山菜の魅力でもあるといえますから。

 

また、肉や魚を調理するときに出る灰汁も取り除きすぎないほうが、おいしさや食品本来が持つ風味を損ねないのだそうですよ。

 

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