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奈良公園『猿沢池』の名前の由来とは?|旅する雑学(170)

出典:photoAC(趣ある景色の中心に広がる猿沢池)


近鉄奈良駅からすぐの場所にある、奈良を代表する観光地である奈良公園。公園内にいる鹿と境界なく時間を過ごせるのが特に人気の観光スポットとなっており、外国人観光客も非常に多く訪れる場所となっています。

 

さて、そんな奈良公園内にある観光スポットとして有名な池が『猿沢池』です。こちらも、池を囲む柳の木や、興福寺五重塔を背景にした佇まいが人気スポットとなっていますが、なぜ池に『猿』という名前が使われているのでしょうか。その理由と歴史を、皆さんはご存じですか?

 

 

旅する雑学「奈良公園『猿沢池』の名前の由来とは?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC鹿ではなく『猿』。奈良とインドの歴史を感じられる由来です)

 

正解は、「 インドにあった『猿池』が由来 」でした。

 

その答えは、諸説ありますが仏教発祥の地『インド』から伝わった『猿池』という池の名前が由来だとされています。正確には、古代インドのヴァイシャーリー国にあった『猴池(びこういけ)』。『猴』という字は、尾の短い種類の猿を指すそうです。

 

それが日本に伝わり、奈良時代にはすでに猿沢池の名が使われていたという記録も残っています。まさに、奈良の歴史と仏教の密接さを表している名前だったのですね。

 

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