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【開運】犬にまつわる全国の神社/東京・埼玉・神奈川・静岡・大阪・愛知・和歌山【ペット・愛犬・一緒に参拝可能】

出典:イラストAC


犬は古来より人間の良きパートナーとして親しまれ、忠誠心や家族愛の象徴としても知られています。そんな犬にまつわる神社は全国各地に点在し、ペットの健康長寿や幸せを願って多くの参拝者が訪れています。

近年では、愛犬と一緒に参拝できる神社も増えており、大切な家族の一員であるワンちゃんと心静かに手を合わせる時間が注目されています。

本記事では、ペットの開運祈願や健康祈願ができる、犬にゆかりのある全国の神社を厳選してご紹介。愛犬との絆を深めながら、心も運気も整える特別な参拝スポットをお届けします。

 

狛犬の役割とは?

 

狛犬の役割は、神社や寺院の入口において聖域を守るための「守護」と「魔除け」が主なものです。一対で設置される狛犬は、外から入ってくる邪気や災いを防ぎ、内なる神聖な空間を清める存在として古くから信仰されてきました。口を開けた「阿形(あぎょう)」と、口を閉じた「吽形(うんぎょう)」が対になっており、宇宙の始まりと終わり、生と死、すべてを見守る象徴とも言われています。

また、狛犬は時に願い事の成就や家内安全のシンボルとされることもあり、人々の心の拠り所となっています。

 

日本の犬に関する神話・伝承

 

オオカミ信仰と神の使い

古代日本において、犬は神聖な存在として特別な役割を担っていました。とくに注目すべきは「オオカミ信仰」です。山の守り神として崇められてきたオオカミは、人里に近づく害獣や災いを追い払う「見えない守り神」として信仰されてきました。武蔵御嶽神社などでは、今も神の使い「御眷属(ごけんぞく)」としてオオカミを祀っており、この信仰は犬と人との結びつきのルーツとも言われています。オオカミに近い存在である犬もまた、家や村を守る存在として、神聖視されるようになっていきました。

 

犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)】

日本神話には犬と深い関わりをもつ人物として「犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)」という神格化された存在が登場します。『日本書紀』によれば、彼は英雄ヤマトタケルに従い、東征に参加した忠臣のひとりとされています。その名に「犬」の文字を持つことからも、犬と特別な関係があったと考えられており、熊本県の犬飼神社では彼を祭神とし、犬の守護やペットの健康祈願の場として今も人々に親しまれています。

 

【安産の象徴としての犬】

犬は古代から「多産で安産な動物」としても重宝されてきました。現代でも妊婦が「戌の日」に腹帯を巻く「帯祝い」の風習がありますが、これは犬の安産力にあやかる古くからの信仰に由来しています。愛知県の伊奴神社のように、社名に「犬」を冠する神社では、安産や子授けを願う参拝者が絶えず訪れ、犬という動物が持つ豊かな生命力が、人々の祈りと結びついてきた歴史がうかがえます。

 

出典:イラストAC

 

犬にまつわる神社

 

日本各地には、そんな犬にゆかりのある神社が数多く存在し、愛犬家や開運を願う人々の参拝スポットとして人気を集めています。ここでは、犬に関するご利益があるとされる神社や、犬モチーフのお守り・絵馬が手に入る神社、さらには犬と一緒に参拝できる神社など、全国の“犬にまつわる神社”をご紹介します。

 

【武蔵御嶽神社】(東京都青梅市)

 

出典:公式ホームページ (愛犬・ペットのお守り)

 

武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)は東京都青梅市御岳山山頂に鎮座し、創建は崇神天皇7年(紀元前91年)と伝わる古社です。山岳信仰や修験道の霊場として栄え、盗難除け・魔除け・豊作の神として関東一円に信仰が広がりました。特に「おいぬ様」信仰が有名で、これは日本武尊の伝説に由来し、ニホンオオカミを神格化したものです。江戸時代以降、「おいぬ様」は魔除けや盗難除けの守護神として親しまれ、現在では愛犬の健康祈願を行う神社としても知られています。本殿前にはオオカミを模した狛犬が鎮座し、犬連れの参拝者も多く訪れます。

 

住所:〒198-0175 東京都青梅市御岳山176

地図:https://maps.app.goo.gl/2nXteNiAJB5HT4SQ6

 

【朝日氷川神社】(埼玉県川口市)

 

出典:公式ホームページ (朝日氷川神社 拝殿)

 

朝日氷川神社(あさひひかわじんじゃ)は埼玉県川口市に鎮座し、天正年間(16世紀後半)創建の歴史ある神社です。主祭神は素盞鳴命と櫛稲田姫命で、厄除け・除災招福・安産・子育てなどのご利益があるとされています。ペットと一緒に参拝が可能で犬連れの参拝者も多く訪れます。境内ではペット用のお守りや絵馬が豊富に用意され、健康祈願や病気平癒のご祈祷も受けられます。ご祈祷後には飼い主とペット用のお守りやおやつが授与されるほか、本殿裏の御神木にはペットも抱きついてご利益を受けることができます。参拝時はマナーを守り、犬にはマナーベルトやカートの利用が推奨されています。

 

住所:〒332-0001 埼玉県川口市朝日1-3-15

地図:https://maps.app.goo.gl/fTbExia6H31JksoM7

 

【座間神社】(神奈川県座間市)

 

出典:公式ホームページ (犬の石像)

 

座間神社(ざまじんじゃ)は神奈川県座間市に鎮座し、欽明天皇の時代(約1,400年前)に創建されたと伝わる歴史ある神社です。健康成就や病気平癒、延命成就などのご利益で知られ、境内には樹齢300年を超える御神木もあります。特筆すべきは、2012年に創建された境内社「伊奴寝子社(いぬねこしゃ)」で、全国でも珍しいペットのための神社です。犬や猫など愛しい生き物の健康や長寿、無病息災を祈願でき、ペット用のお守りや絵馬も用意されています。参道には犬と猫の石像があり、手でさすると願いが叶うとされています。ペットと一緒に参拝やご祈祷ができるため、犬連れの参拝者が多く訪れています。

 

住所:〒252-0027 神奈川県座間市座間1-3437

地図:https://maps.app.goo.gl/CC3pCwjySPwUGcjM8

 

【神祇大社】(静岡県伊東市)

 

出典:フォトAC (神祇大社 伊豆)

 

神祇大社(じんぎたいしゃ)は静岡県伊東市に鎮座している1945年に創建された神社で、天照大神をはじめとする八百万の神々を祀っています。ペットと一緒に参拝できることで知られ、犬連れの参拝者にも人気があります。境内にはペット専用のお守りや絵馬が用意されており、犬の健康や長寿を祈願することができます。また、参拝後には飼い主とペット用のお守りが授与され、神職によるお祓いも受けられます。参道には犬用の水飲み場やトイレが設置されているなど、ペットに配慮された環境が整っています。60種類の縁起石を踏みながら散歩できるため、愛犬と一緒に楽しめるスポットとしても親しまれています。

 

住所:〒413-0231 静岡県伊東市富戸1088-8

地図:https://maps.app.goo.gl/7cfeheodKC4DhYtG8

 

【少彦名神社】(大阪府大阪市中央区)

 

出典:公式ホームページ (ペット専用御祈願絵馬・お守り)

 

少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)は大阪市中央区道修町に鎮座する日本医薬総鎮守の神社で、1780年に創建されました。少彦名命と神農神を祀り、病気平癒や健康成就のご利益で知られています。ペットと一緒に参拝ができ、犬連れの参拝者も多く訪れます。境内にはペット専用の「わんわんみくじ」や天然石を使ったお守りが用意されており、犬の健康祈願や七五三のご祈祷も受けられます。参拝時はリード着用が義務付けられ、混雑時は抱っこが推奨されています。金の虎をモチーフにした張り子は無病息災のシンボルで、ペットの魔除けとしても人気があります。

 

住所:〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町2-1-8

地図:https://maps.app.goo.gl/Chpmect9xcJ8Kz4c6

 

【伊奴神社】(愛知県名古屋市西区)

 

出典:公式ホームページ (犬の王)

 

伊奴神社(いぬじんじゃ)は愛知県名古屋市西区に鎮座する創建673年の古社で、式内社「尾張国山田郡伊奴神社」として『延喜式』に記載されています。主祭神の伊奴姫神は大年神の妃神で、犬の多産かつ安産な特性から安産・子授けの神として信仰されています。境内には「犬の王」と刻まれた犬石像があり、戌年生まれや愛犬家から親しまれています。伝承によると、神社創建時に山伏が残した御幣から「犬の王」の絵が現れ、これを祀ることで川の氾濫が治まったとされ、犬にまつわる起源を持ちます。

犬関連の授与品として「いぬ健康幸福御守」や「いぬ『絆』御守」があり、首輪や犬小屋に取り付け可能です。ただし参拝時は鳥居前までしかペット同伴できず、境内立ち入りは不可となっています。安産祈願の際は犬石像に触れる風習があり、樹齢800年の御神木(椎の木)もパワースポットとして知られています。

 

住所:〒451-0012 愛知県名古屋市西区稲生町2-12

地図:https://maps.app.goo.gl/hYt7XWXgrYHFbDka9

 

【丹生都比売神社】(和歌山県伊都郡)

 

出典:公式ホームページ (みちびきのご神犬)

 

丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)は和歌山県かつらぎ町に鎮座する、1,700年以上の歴史を持つ丹生都比売神社の総本社です。弘法大師空海が高野山を開創する際、白黒二匹の犬を連れた狩人(丹生都比売大神と高野御子大神の化身)に出会い、その犬たちに導かれて高野山にたどり着いたという伝説があります。この「みちびきのご神犬」は幸福や成功に導く存在として親しまれ、社内では紀州犬(天然記念物)の親子が現代の「ご神犬」として奉納されています。毎月16日(10月を除く)に一般公開され、神事や催事にも参加しています。神社の公式キャラクターも紀州犬の双子の兄弟がモチーフとなっており、広報やSNSで活躍中です。

 

住所:〒649-7141 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230

地図:https://maps.app.goo.gl/ELcP9sSjF9p1v6oQ7

 

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