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「匕」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (193)

出典:筆者作成


「匕」という漢字は、現在の日本の日常生活ではあまり見かけない漢字かもしれません。 この漢字が使われるのは歴史的な文献や特定の専門分野に限られることが多く、現代においてはそれほどポピュラーなものではないでしょう。

 

「匕」は、古代中国や日本において、特定の道具や器具を表す際に使われることがありました。刀や短剣を意味することもあり、特に武器や工具としての役割を持つものを指す場合があります。そう言えば「匕首(あいくち)」という言葉もありますね。

 

さて、この「匕」という漢字の正しい読み方は何でしょうか。意外にも身近なもので、毎日一度や二度は手に持っていると思います。

 

 

難読漢字クイズ「匕」の答えはこちら。読めましたか?

 

 

正解は、匕(さじ)でした。

 

「匕(さじ)」は「匙」とも書かれ、特に食事の際に用いられるスプーンの意味を持ちます。この漢字は形状が簡略で、古代中国の象形文字から派生しました。「匕」の形は、まさに匙の形を表しており、食べ物を掬うための道具としての役割を示していると言えるでしょう。

 

日本では、匕(さじ)は主に薬や調味料を量るために用いられました。古代から中世にかけて、薬草や粉末状の薬を正確に量るための道具として重宝され、また日常生活においても、汁物や粥を食べる際に使用されることがありました。

 

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