〝赤いきつね〟と〝緑のたぬき〟の名前の由来とは?|お買い物トリビア(93)

出典:編集部にて撮影(〝赤いきつね〟と〝緑のたぬき〟どちらもおいしい)
長きに亘って私たちの食卓におなじみのカップうどん・カップそばとして、君臨している超ロングセラー商品が、『赤いきつね』と『緑のたぬき』です。このポピュラーな2商品は、東洋水産株式会社によって1978年に赤いきつねが、1980年に緑のたぬきが発売され、以降40年以上に亘ってカップうどん・そばの定番商品となっています。
さて、そんな赤いきつねと緑のたぬきですが、「なぜうどんが赤なのか?」 「なぜそばが緑なのか?」と気になった方も多いのではないでしょうか。実はこの2商品、それぞれに『赤』と『緑』の色が使われているのには、きちんとした理由があるのです。
それでは、この赤と緑の意味について皆さんはご存じですか?
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お買い物トリビア「〝赤いきつね〟と〝緑のたぬき〟の名前の由来とは?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(『赤』には熱々のうどんという意味があったのですね)
正解は、「 赤は『熱いうどん』を、緑は赤と補色関係にあることから 」でした。
1978年に赤いきつねが発売される当初、考えられていた商品名は『熱いきつねうどん』という名前でした。そんな中、熱いうどんをイメージする『赤』を前面に押し出し、店頭でインパクトのある名前と見た目にしようという事から、『赤いきつね』として世に出ることになりました。その2年後、人気商品となった赤いきつねに続いて発売されることになったのが、『緑のたぬき』です。
では、なぜ蕎麦であるたぬきが『緑』になったのかというと、それは『赤』と『緑』が補色関係にあるからなんだそうです。補色関係とは、お互いの色を引き立てあう関係にある色のことであり、赤に対して対となる色が緑であったことから、『赤いきつね』の対となる商品として『緑のたぬき』とネーミングされました。
つまり、赤は熱いうどんのイメージを、緑は赤に対してお互いを引き立てる色としてチョイスされたという事なんですね。その後、赤いきつねと緑のたぬきは、それぞれカップうどん・そばのスタンダードとなり、まさにお互いがセットとなる程の印象を残すロングセラー商品になり、現在に至っています。