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レゴのミニフィグの顔はなぜ黄色い?|お買い物トリビア(67)

出典:shutterstock(多種多様な色がレゴの良さなのになぜ?)


起源は1916年にまで遡るという、デンマーク発のブロック玩具「レゴ」。以来世界中で愛され、子供たちの知育玩具として、また時には大人による芸術と言えるほどの作品が生まれることもあります。日本でも2017年にレゴランドが開園し、人気映画とのコラボなども有名です。

 

そんなレゴのスタンダードなパーツの中でも欠かせないものの一つが「ミニフィグ」と呼ばれる人の形をしたパーツ。ブロックで作られた建物や飛行機などに飾って、自分を重ね合わせるようにして遊ぶ子供も多いですよね。

 

ところでこのミニフィグ、一部を除いてほとんどの人形の顔の色が黄色ばかりになっています。そこにはちゃんとした理由があるのですが、なぜミニフィグの顔の色は黄色なのでしょうか。

 

 

お買い物トリビア「レゴのミニフィグの顔はなぜ黄色い?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(子供のためのおもちゃだからこそ)

 

正解は、「人種差別の無いニュートラルで幸せな世界を表現するため」でした。

 

実はミニフィグが開発された当時、試作段階では様々な肌の色を持つミニフィグも考えられていたそうです。ですが最終的にはニュートラルな黄色一色に統一して発売されました。

 

ただし近年では人気キャラクターとのコラボや、多様な人種が存在するバスケットボールの世界の商品化などによって、黄色以外の肌の色を持つミニフィグも増えています。

 

またこの他にも、当初は基本的なものを除いて、緑色のブロックもあまり作られていなかったそうです。これは戦車など戦争のための兵器が迷彩として緑色を多く使っていたからで、子供たちにそういったものを作ってほしくないという考えだったのだとか。

 

このようにレゴは一貫して子供のためのおもちゃということを意識しつづけており、商品開発を行ってきました。素材にもこだわり、子供たちが触れるものとして毒性の低いABS樹脂をいち早く取り入れ、子供が何度使っても壊れない頑丈さも持たせています。

 

そして近年ではさらにこのプラスチック素材もやめ、2030年までに「持続可能な新素材」に代替するということも発表されました。こうした子供のことを考えて進化を止めない姿勢が、レゴという会社をここまで支持され続けるものにしてきたのかもしれませんね。

 

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