「樹懶」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (154)
出典:筆者作成
南米のジャングルなどに生息する、少し変わった生態の動物がいます。一生のほとんどをほぼ樹上で過ごし、動作は緩慢で、だいたい木の枝からぶら下がっています。肉食獣などの天敵に襲われても逃げることはなく、ただ固く体を丸めてやり過ごそうとします。
現地の人たちはこの動物を捕らえる時、ぶら下がっている枝を切り取り、枝ごと持ち帰るとのことです。日本でも昔からお馴染みの動物ですので、「あんな風に生きたい」と思う人も意外とたくさんいるかもしれません。
さて、この樹懶は何と読むでしょうか?
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難読漢字クイズ「樹懶」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、樹懶(ナマケモノ)でした。
「樹」の「懶」と書いて、樹懶(ナマケモノ)。懶という漢字は、懶い(ものうい)、懶い(ものぐさい)のように用いられ、なまける、けだるいといった意味も表します。
つまり、樹懶(ナマケモノ)という漢字は、樹にぶら下がって懶(ものぐさ)そうに過ごすナマケモノの様子をそのまま漢字で表現したといったところでしょうか。
動物園でナマケモノに会うことがあったら、この漢字を思い出してくださいね。