まめ得のタネ

70代。エンディングノートの書き方を教えて!|悩みを解決!(85)

出典:編集部にて作成


ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。

 

でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。

 

この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、しげはる先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!

 

【今回のご相談】エンディングノートを作成したいが、どのように書き進めれば良いのでしょうか?

 

■年代:70性別:男性 相談カテゴリ:悩み・暮らし

 

───今回ご紹介するのは、エンディングノートを作成したいが、どのように書き進めれば良いのか悩んでいるというご相談です。

 

「私は、エンディングノートを作成して終活をスタートしようと思っています。きっかけは、保険担当者に相続関係の相談をしていたときに『エンディングノート』を作ることを勧められたからです」

 

「資産の整理や相続のことを考えることは大切です。それと同じように、医療や介護についてもご自身の希望や想いを書いておくことも大切です。あなたの大切なご家族が相続で争うことのないように、また治療方針などで迷うことなく判断できるように。そう言われて『エンディングノート』を渡されました」

 

「渡された『エンディングノート』を開いてみると、書く項目が多いと感じましたが、どれも家族が困らないように必要な項目だと思いました。自分の人生を振り返り、これからの生き方を考え、人生の最期をどのように締めくくりたいのか、そろそろしっかりと向き合わなければいけないと思うようになりました」

 

「迷ってしまって、なかなか決められそうにない項目があります。終末期ケア(医療や介護など)についてです。例えば、延命治療について。今は、延命治療は望まないと思っていても、いざその時になったら望んでしまうかもしれない…。家族の判断に任せるとしておけば良いのか?それでは家族に負担となってしまうかもしれない…などと思い、考えがまとまりません」

 

「同世代の人達は、終末期ケアについてどう考えているのだろうか?エンディングノートを作っているのだろうか?友人に相談してみればいいと思うのですが、まずは自分自身の考えをまとめてみたいと思っています。どのようにエンディングノートを書き進めれば良いのか?正しいやり方があれば教えて欲しいと思い相談しました」

 

【お答え】迷ってしまう項目は、ご家族と相談しながらまとめていくといいでしょう

 

 

「エンディングノートに正しいやり方はありません。もっと自由なものです。書ける項目から書けば良いですし、全て埋めなくても問題ありません。今は書けないことも、今後考えがまとまったときに書けば良いのです」

 

「このようにしたら良いと思うことを幾つかお伝えします。今の気持ちを正直に書いてみてください。そして考えが変わったら書き直してください。エンディングノートは何回でも書き直せるものです」

 

「定期的に見直すようにしてください。時間が経つにつれて、医療や介護などに対する考え方や財産の状況も変わっていきます。変更しておかないと、かえって混乱させてしまうこともあります」

 

「ご家族と相談しながら書くようにしてください。特に終末期ケアについては、あらかじめお互いの意思や意見を確認しておくことは大事だと思います。いざという時に意見がぶつかることのないように、ご家族に理解してもらい意見をまとめておけるといいですね」

 

「とはいえ、エンディングノートには、遺言書のような法的効力はありません。書いた通りになるとは限らないことは承知しておきましょう。エンディングノートは、基本情報や親しい人の連絡先、財産や終末期ケアの希望などを書き残すことで、ご家族の混乱を防ぐことに役立つ大切なアイテムです。早めに書き進めていきましょう」

 

カウンセラー:しげはる先生

 

 

ファンの多いコーヒー専門家が、ファンの多い婚活教育コーチとなりました。ご家族や職場の人間関係に問題を抱えた方へのアドバイスもお任せください。

喫茶店のマスターにでも話すつもりで、お話しください。あなたがたどり着きたいところに届くように、お力添えしましょう。

■ LINEトークCare 公式カウンセラー

 

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