「糸瓜」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (147)
出典:筆者作成
夏場になると、日陰を作るために糸瓜のカーテンが、窓や庭に掛けられている家を見かけます。緑色のつるに葉が茂って、涼感を誘いますね。
季節が秋になり、糸瓜の果実が茶色くなってくると、水にさらして組織を腐らせて取り除き、繊維だけにしてタワシを作って利用します。また、茎から糸瓜水をとり、化粧水や咳止め剤に用いたりもします。もう、お分かりですね。
糸瓜は何と読むでしょうか?
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難読漢字クイズ「糸瓜」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、糸瓜(へちま)でした。
本来の名前は、果実から繊維(糸)が得られる瓜ということから、糸瓜(いとうり)なのだそうです。
では、どうして「へちま」と呼ばれるようになったかというと、「いとうり」が後に縮まって「とうり」となり、「と」は「いろはにほへとちりぬるを……」のいろは歌で「へ」と「ち」の間にあることから、へとちの間=「へちま」と呼ばれるようになったという説があります。
昔から、日本は言葉遊びをしてきた文化を持っています。「春夏冬中」と書いて「商い中(秋ない)」と呼ぶのだと教えてもらった、お店の札を思い出しました。