薬用養命酒って薬なの?お酒なの?|お買い物トリビア(61)
出典:photoAC(ロングセラーの薬用養命酒のイメージです)
1923年の発売以来、ロングセラーとなり、テレビCMや店頭ポスターなどで見聞きした人も多い薬用養命酒。特徴的な赤い箱で、親世代やおじいちゃん、おばあちゃんが飲んでいるイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。
養命酒の歴史は古く、1602年にさかのぼります。創始者が「世の人々の健康長寿に尽くしたい」との願いから秘製法に従って作り始めた薬酒を「養命酒」と名付けたとされています。
漢方医学に基づいた生薬によって、毎日飲み続けることで血行の改善や免疫力アップを助けてくれるということから、若い世代にもその魅力が見直されています。
そんな薬用養命酒は、実際のところ「薬」なのか「お酒」なのか、疑問に感じたことはありませんか。どちらなのでしょうか?
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お買い物トリビア「薬用養命酒って薬なの?お酒なの?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(効果や効能がある第2類医薬品です)
正解は、「薬用養命酒は第2類医薬品」でした。
薬用養命酒は、第2類医薬品に指定されている薬用酒です。14種類の生薬をアルコールの抽出作用で引き出した医薬品のため、薬にカテゴリーされます。
ワインや日本酒と同様のアルコール分が14%含まれているため、20歳未満やお酒を飲んではいけない人は避けなければいけません。
薬用養命酒は、食品のサプリメントと異なり、効能や効果があると実証された薬品です。肉体疲労や胃腸虚弱、冷え性や虚弱体質の人に最適で、全身の血行を促進しながら自律神経に働きかけます。
体質を、本来人間が持つ健康な状態へ戻してくれるほか、継続することで免疫力の向上も。シナモン系の香りがする優しい味わいで、甘さがあり辛いお酒が苦手な人でも飲みやすいです。
1回の摂取量は20mlと、スプーン1杯ちょっとのわずかな量なので、嗜好的なお酒とは異なります。他のお酒と一緒に飲むことは推奨されておらず、体調などに不安がある人は、医師や薬剤師に相談した上で摂取しましょう。