日光東照宮の三猿、実は四猿!四匹目が意味するものとは? |旅する雑学(109)
出典:photoAC(三猿だけではない?四猿は何を禁じているのか)
日光東照宮といえば、よく知られているのが「見ざる、言わざる、聞かざる」を象徴する三猿ですよね。都合の悪いことは見ない、口にしない、耳を傾けないという教訓で「論語」が由来という説があるんです。
ところでこの三猿、実は四猿以降も存在することをご存じでしょうか。元になったとされる論語も4つの戒めが教訓となっているのですが、さて四匹目は何を禁じているのでしょう?
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旅する雑学「日光東照宮の三猿、実は四猿!四匹目が意味するものとは?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(もの思いにふける猿)
正解は、「性的なことをするな」でした。
非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言に続いて「非礼勿動」がモチーフになっている四猿は、性的な戒めとされています。卑猥なことからは遠ざかるようにしようというものです。
彫刻されなかったのは、三猿が耳や口をふさいでいるように、股間を押さえている格好だったからと言われています。神聖なところにはちょっとふさわしくない気もしますよね。
また、日本では「四」が「死」を思わせ、避けられる傾向にあることも影響しているようです。