「凍蝶」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (125)
出典:筆者作成
何もかもを凍りつかせてしまう冬。外で暮らしている生きものたちにとっては厳しい季節です。寒さを乗り越えるために土に潜ったり、冬眠して春の訪れをじっと待つことになります。
さて、春の季語としても代表的な「蝶」ですが、趣を感じられる冬の季語として「凍蝶」というものがあるのをご存じでしょうか。字面からもわかる通り、ある種の悲壮感や健気さを感じさせる言葉です。何と読むでしょうか。
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難読漢字クイズ「凍蝶」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、凍蝶(いてちょう)でした。
凍蝶(いてちょう)は、寒さのために凍りついたように動かなくなった蝶のこと。日が差さない物陰や、落ち葉の下で暖を取るように蝶が羽を畳み、折り重なるようにしているところを見たことがある方も多いでしょう。
暖かい季節を生きる蝶ですが、暑い夏も秋も越え、時折冬まで飛ぶものが現れます。しかし、蝶にとっては過酷な季節。決して長生きできるものではありません。「冬の蝶」という言葉もありますが、より状況が差し迫っている感じが伝わってきます。