「茣蓙」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (100)
出典:筆者作成
い草で織った古くからある敷物で、別名薄縁(うすべり)とも呼ばれている敷物です。古くは、むしろとも呼ばれている畳の一種です。むしろといえば今では藁むしろを指していますが、古くは竹や茅などといった素材で織ったものもむしろと呼んでおり、その他にも菅や藺といったような素材でも作られていたそうです。
畳はむしろや茣蓙の総称であり、人が座る時だけ用いるものを茣蓙と呼びます。
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難読漢字クイズ「茣蓙」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、茣蓙(ござ)でした。
古くから敷物として使用された証拠に、かの清少納言が書いた「枕草子」に「御座といふ畳のさまにて高麗など、いと清らなり」とあります。
茣蓙は御座とも書かれ、これが茣蓙の本来の語源とも考えられています。畳の様に高麗縁などで茣蓙を装飾し、尊ぶべき上人が座るところに敷かれたということなのでしょう。