「驟雨」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (47)
出典:筆者作成
小さい頃から大人になっても、誰しもが何度か経験したことのある夏の風物詩といえば夕立。太陽が照り返し、外の気温が止まることなく上がっていく午後を過ぎると、さっきまで晴れていた空は徐々に曇天色に染まっていきます。辺りは雨特有の独特な匂いが充満し始め、1粒また1粒と空から猛烈な雨が降ってきます。この現象のことを夕立、あるいはにわか雨と言いますが、少し難しい言い方もあります。それは「驟雨」。さあ、何と読むでしょうか?
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
難読漢字クイズ「驟雨」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、驟雨(しゅうう)でした。
驟には「いきなり、突然に」といった意味があり、いきなり雨が降ってきた天気のことを驟雨と呼びます。夕立、または驟雨が起こる理由として、夏の日差しを浴びた地面付近に滞留する湿った空気が温められて上昇し、それらが集まってできた雲、すなわち積乱雲が空に発生することによって雨が降ってきます。
なお、驟雨は基本的に数十分程度で収まり、昼間の暑かった気温を一気に下げてくれる効果があるので、天然のクーラーと呼ぶ人もいるそうです。