花粉症対策は食べものの見直しで!鼻づまりやくしゃみを軽く抑えよう
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もはや国民病ともいえる花粉症の本格的なシーズンが始まりました。くしゃみや鼻水、目の痒みなどツラい症状を少しでも軽くするためには免疫力を上げる生活習慣や食生活が大切です。すぐに始められる免疫力アップの方法を覚えてさっそく取り入れてみてください。
花粉が飛びやすい気象条件
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花粉症対策をする前に花粉が飛びやすい気象条件を知っておきましょう。まず、よく晴れた日は多く飛散します。また意外と曇天の日や前日に雨が降った日も飛散が多い傾向にあります。気温が高く、湿度は低い日も空気が乾燥しているのでしっかり予防してください。
今日からすぐにできる花粉症対策
花粉症はアレルギーの一種のため、体の免疫力を高めて抵抗力を上げれば症状を軽くすることができます。まず食事面で免疫力を高めるために積極的に摂取したいものが2つあります。
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■乳酸菌
免疫機能をつかさどる免疫細胞の約60%は腸に集中していると言われており、腸の環境を整えることが免疫力アップには大切です。乳酸菌は腸内環境を整えることでよく知られていて、その代表的な食品としてヨーグルトやチーズ、味噌などがあります。
■食物繊維
食物繊維は腸内環境を整えるだけでなく、乳酸菌などのいわゆる善玉菌のエサになります。善玉菌が増えると、アレルゲンとなる花粉の吸収を抑える抗体の増加にも繋がります。食物繊維は野菜類、穀類、豆類、きのこ類などに多く含まれています。
食生活の見直しと合わせて適度な運動も大切です。一時的な運動ではなく、習慣化して運動することで、鼻や呼吸器などの粘膜を鍛える効果も期待できます。そして、冷えは免疫力を低下させるため、外出の際はしっかり防寒し、夜の入浴時は浴槽に浸かるなどして体を冷やさないような生活を心がけてください。
さらに、ストレスは自律神経に大きく影響し、免疫システムに異常をもたらしてしまいます。趣味やスポーツなどでストレスを発散するよう心がけましょう。
帰宅時には外出中に服に付着した花粉をしっかり落として室内に入るように。そして、室内に入ったら着替えをするのがベストです。注意を払っていても室内に花粉をまったく持ち込まないことは無理なので、こまめに部屋の掃除を行うことも忘れずに。
気をつけたい食べ物は脂質
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食生活で摂取しすぎないようにしたいのは脂質です。脂質のとりすぎは腸内に悪玉菌を増やしてしまうため、脂っこいものや脂分の多い肉類の食べ過ぎは禁物。また、香辛料など刺激の強い食事も鼻の粘膜を刺激し、アレルギー反応を促進させることがあるので摂取量には気をつけてください。
アルコールも花粉症のアレルギー反応を強くさせる恐れがあります。アルコールを分解するときに発生するアセドアルデヒドが、アレルギー症状のきっかけとなるヒスタミンの発生を促してしまうからです。さらに、血管を拡張させて鼻づまりを促進させることもあるのでアルコールの摂取も控えめに。