冬の肌に起こりやすい乾燥トラブルと正しいお手入れ方法
出典:photoAC
空気の乾燥が激しい真冬は肌が潤い不足に陥りカサカサに……。でも実はそれ、乾燥が原因ではないことも。例えば保湿ケアを過度にやりすぎていませんか? 思わぬトラブルに見舞われることもある冬の肌トラブルの対策法をお届けします。
保湿や洗顔に思わぬ落とし穴が
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肌が突っ張ったり異常にカサつくなど、真冬の肌は潤い不足でトラブルを抱えぎみ。念入りに保湿をしている方も多いと思いますが、冬のお手入れには意外な落とし穴があるのをご存知ですか?
例えば“過剰保湿”です。顔がベタベタするほど保湿化粧品を塗っている方がいますが、保湿のやりすぎは赤ら顔や吹き出物の原因になります。空気が乾燥する冬は、確かに保湿は重要です。でも、ベタつきを感じるほど塗布するのはやりすぎです。
また、冬のダブル洗顔も肌状態によっては控えた方がいいでしょう。もちろん、クレンジングの後に洗顔をするのは間違ってはいません。ですが、このダブル洗顔を続けていると、肌の乾燥が一層進む場合もあります。目もとや口もとがカサカサする、使用中の化粧水が染みるといった症状に心当たりがあれば、それは皮膚が乾燥しているサインです。
冬肌の正しいお手入れ方法
過剰なお手入れをしなくても、冬の肌を健やかに保つことができるおすすめのお手入れ方法をご紹介します。真冬の肌状態がイマイチという方はぜひお試しください。
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■100%天然オイルでクレンジング
目もとや口もとのカサつきに悩んでいる方は、まずは洗顔法の見直しから始めましょう。ダブル洗顔によって肌をこすりすぎると乾燥を助長することもあるので、滑りのよい100%天然のホホバオイルなどでクレンジングをしてみてください。100%天然であればしっかり洗い流す必要がないので、洗顔を省くことができます。
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■スキンケアコスメの使いすぎに注意する
美容液、化粧水、乳液、クリーム、オイル、ポイントケアと丁寧にお手入れすることは大切ですが、赤みや吹き出物が気になる方はどれか1アイテムの使用をやめてみてください。実は過剰に塗りすぎていることが肌の負担になっているのかもしれません。
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■ホットタオルで血行促進を
顔全体のくすみやクマに悩んでいる方は、寒さや運動不足による血行不良が原因なので血行促進を。濡らしたタオルを耐熱皿にのせて電子レンジで温め、洗顔前の顔にのせるだけで手軽に血行UPができますよ。
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■肌のかゆみが酷いときは皮膚科へ相談を
真冬は肌が白く粉をふいたり、かゆみや痛みを感じることもあります。乾燥が原因だと思い、お手入れをしても一向に改善しない場合は、「乾燥性皮膚炎」を疑ってください。乾燥によるバリア機能の低下から角質層がダメージを受けて炎症を起こした状態ですので、スキンケアコスメを塗布してもなかなか解決しません。皮膚科でかゆみ止めや適切な薬を処方してもらいましょう。