太ってないのに下腹がぽっこり。原因と解消方法は?
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体型は標準的で、それほど太ってもいないのに、下腹だけぽっこり出ているという悩みを持つシニアの方が多くいらっしゃいます。なぜ年齢を重ねると下腹が出てきてしまうのでしょう? “下腹ぽっこり”の原因と解消方法をご紹介しますので、ぜひこの機会にぽっこりお腹にサヨナラしましょう。
シニアに多い“ぽっこりお腹”の原因
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シニアになると下腹部がぽっこり出てきてしまうのは、お腹周りの筋肉の衰えが原因だと考えられます。内臓を支える腹部の筋肉が加齢とともに衰えやすくなるため、内臓の位置が下がり、下腹がぽっこり膨らんでしまうのです。
また、骨盤の歪みも原因のひとつといわれています。骨盤が歪んでしまうと体全体のバランスも歪み、内臓が下腹部へと下がりがちに。これによって、下腹部がぽっこり出た状態になっていることも考えられます。骨盤の歪みは椅子に座るときに足を組む癖があったり、鞄を決まった一方の手で持つなどしている方によく見受けられます。
“下腹がぽっこり”を解消する方法
下腹がぽっこりしていると見映えもよくありませんし、当然服も似合いにくくなってしまいます。解消に繋がる方法をご紹介しますので、年齢のせいだと諦めないでぜひ試してみてください。
⒈ 腸腰筋を鍛える
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「腸腰筋(ちょうようきん)」とは別名「深腹筋(しんふっきん)」とも呼ばれる筋肉で、股関節の前面の深い部分にあるインナーマッスルです。見えない位置にある筋肉ですが、運動能力のほか立ち姿勢を保つ際に重力に抗う筋肉でもあり、美しい姿勢でいるためにも大切な筋肉です。この腸腰筋を鍛えることで、下腹がぽっこり出るのを解消することができます。
腸腰筋を鍛えるのは実は難しくありません。例えば日々の生活の中で、できるだけ階段を使ったり、歩くときに早め・大股で歩くようにするだけで十分です。運動が苦手な方も、家の中を歩くときに意識するだけでいいので無理なく続けられるはず!
⒉ 深い呼吸をする
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深い呼吸をすることも“下腹ぽっこり”にとても有効です。人は加齢とともに呼吸が浅くなりがちですが、呼吸が浅くなると体にしっかり酸素が取り込まれず、脳に必要な酸素が送れなくなります。深い呼吸を意識することで、体に取り入れられる酸素の量が増え、呼吸の分だけお腹も動くため腹筋が鍛えられるのです。
呼吸を行う際は、まずお腹をへこませて息を吐き切りましょう。その後に、たっぷり息を吸います。常に深い呼吸をすることが難しい方は、最初は1日10~15回ほど深い呼吸を意識的に行ってみてください。慣れてくると習慣化しやすくなりますよ。立っていても、椅子に座った状態でもできるので、気がついたときにやってみましょう。
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“下腹ぽっこり”が解消されれば、すっきりとした体型でおしゃれももっと楽しめるようになるはずです。いつまでも若々しく過ごすためにも、ぜひ“下腹ぽっこり”を解消しましょう。