年末年始休暇に読みたい!オススメ小説3選はこちら
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最近、本は読んでいますか?めっきり減ったという人も多いはず。
最近ではYoutubeやNetflixなどの映像コンテンツが人気を博していますが、まだまだ本も捨てたものじゃありません。
中でも小説は、自分の頭の中で想像を巡らせてストーリーを思い描けば想像力が磨かれますし、脳が活性化する良いきっかけにもなる最強のコンテンツ。
少し長い休みがいただけるこの時期、久しぶりに小説を堪能してみてはいかがでしょうか。
小説の探し方
この時期、書店に足を運べば、最新刊の小説や書店おススメの小説がズラリと並んでいるでしょう。目に止まった小説本を手にとってみるのも楽しい時間ですが、最近では、ネットで購入するケースも多いようです。
有名な受賞作品から選んだり、お気に入りの作家がいれば、その作品の中から選んだり。ドラマや映画の原作小説を読むのも方法の一つですし、悩んだら本好きブロガーのブログなども参考になると思います。ネット検索できる便利な時代になりました。
また、エンタメ性・大衆性が強く、誰もが手に取りやすい直木賞作品や本屋大賞の作品は気軽に読めるのでオススメです。こちらのサイトをご参考に。
直木賞:https://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/list.html
本屋大賞:https://www.hontai.or.jp/history/index.html
オススメ小説3選
出版社出身で過去3,000冊以上もの小説を読んだ筆者が、今回独断と偏見で面白かった、オススメしたい小説をチョイスしてみました。参考になればうれしいです。
① 私という運命について 白石一文(角川文庫)
2005年に刊行された白石一文の作品。
「元恋人の康が自分の会社の後輩と結婚式を挙げると知った主人公の亜紀。実は過去に康からのプロポーズを受けながらも、結婚に踏み切ることができなかった。そんな亜紀が以前、康の母から貰ったものの最後まで読まなかった手紙を初めて目にしたとき……。亜紀は大きな運命を逃したことを激しく後悔するのであった」
亜紀の人生を通じて、生と死、運命とは何かについて語られており、読了後は自分の人生にあった運命を振り返らずにはいられなくなります。ハンカチ必須です。
出典:角川文庫 公式サイト
② 空中ブランコ 奥田英朗(文春文庫)
2005年に刊行された奥田英朗の作品。
常識が通用しない精神科医の伊良部のユニークな診察と、それに翻弄されながらも徐々に悩みが氷解してゆくシリーズの第2弾で、直木賞を受賞した大ベストセラー作品です。
たまには思い切り笑い転げてみたいという方に激しくオススメ。
ただし、電車の中では決して読まないでください。
③ 国境 上・下 黒川博行(文春文庫)
2001年に刊行された黒川博行の疫病神シリーズ第2弾。
「極道と半グレの疫病神コンビがそれぞれ詐欺に遭い、詐欺師を追って北朝鮮に飛んだ。そこは想像以上に厳しい現実と監視の世界。複雑に絡み合う悪い奴ら同士の争い、密入国や脱出、息をもつかせぬ展開に釘付けになること必至の作品」
軽快なテンポで物語は進んでゆき、ハラハラドキドキが止まらなくなる展開とリアルな北朝鮮の詳細な描写は、読者の想像を激しく掻き立ててくれます。読了後のハートフルな爽快感は必見です。
まとめ
今回は、心に染み入る作品、とにかく笑える作品、ハラハラドキドキな作品の3つをチョイスしてみました。
読了後、きっと心の中が清々しい気持ちになるはずです。