寒さが本格的に厳しくなる12月こそ行いたい“温活”のススメ
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「体が冷えてぐっすり眠れない」「手足が凍えるように冷たい」など、12月に入り冷えに関する悩みが深刻になっている方は少なくありません。
体が冷えやすい方は、もしかしたら不調を抱えているのかもしれませんし、放っておくと病気につながることもあります。
誰でも手軽に始められる“温活”をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも“温活”とは?
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“温活”とは、日々体を温める習慣をつけることです。体が冷えたり、寒さが増したときに温めるのではなく、日頃から体を温めて体の不調を予防することが目的です。
基礎体温を上げるメリット
体温を高めることによって得られるメリットはたくさんあります。たとえば疲労回復力のアップです。体温上昇により血流がよくなると、血中のヘモグロビンが酸素と結びつく量が増えます。すると疲労回復機能が活性するといわれています。
また、体温が上がると、傷んだ細胞を修復して細胞を保護するたんぱく質であるヒートショックプロテイン(HSP)も増えるため、肌状態の改善にも繋がります。
体を温める温活習慣
冷えと上手につき合っていくために、手軽に始められる温活をご紹介しましょう。
⒈ 寝起きに白湯を飲む
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朝起きてすぐに、体温よりやや高い温度の白湯を飲みましょう。胃腸が内側から温められ血液の流れがよくなることで、体全体を温めることができます。また、冷えて鈍っていた胃腸の働きが促され、食べ物を消化し吸収する力が活発にもなります。
⒉ “3つの首”を温める
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首・手首・足首の3箇所は脂肪がつきにくい部位で、皮膚のすぐ下を太い血管が多く通っているため外気の影響を受けやすくもあります。さらに、この3つの首はつい露出しがちです。マフラーやネックウォーマー、手袋や厚めの靴下などで外気に触れないようにすることが大切です。
⒊ 体の中心である腹部を温める
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体の中心である腹部にはさまざまな内臓が集まっています。腹部をしっかり温めることで血行がよくなり、代謝もアップ。手足の冷えが和らぐ効果が期待できます。腹巻を着用したり、カイロなどを使うとよいでしょう。
⒋ 筋トレやウォーキングなど適度に体を動かす
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身体を冷やさないようにするためには、基礎代謝を上げることも大事です。基礎代謝量の多くは筋肉で産生されているため、筋肉量を増やせば身体を効率良く温めることができます。お天気のよい日中は近所をウォーキングするなど軽い運動をしてみましょう。
外出が苦手な方は、女性でしたら家事をしながらつま先立ちをしたり、男性でしたらテレビを観ながらスクワットをしたりと部屋の中でもできる筋トレもおすすめです。
⒌ ノンカフェインなど体を温める飲み物を飲む
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コーヒーなどに含まれるカフェインは体を冷やす作用がありますので飲み過ぎはいけません。1日1杯程度にし、そのほかのタイミングでの飲料はノンカフェインのものを選んで。ノンカフェイン飲料の代表的なのものは、麦茶、ハーブティー、ルイボスティー、はと麦茶、コーン茶などがあります。