洗濯物の嫌な臭いはクエン酸でスッキリ、ふわふわの仕上がりに
出典:筆者にて撮影(クエン酸)
洗ったはずのタオルや衣類に残る、生乾きのようなあの嫌な臭い。
何度洗っても取れなくて、諦めていませんか?実は、掃除道具としても大活躍する「クエン酸」を使って洗濯することで、臭いがスッキリし、柔軟剤を使ったようなふわふわな仕上がりに。
今回のまめ得のタネは、クエン酸で臭いを消し去る洗濯術をお届けします。
洗濯時におけるクエン酸の効果とは?
出典:photoAC
クエン酸は、レモンなどの柑橘類に含まれている「すっぱい」成分のこと。
なぜ洗濯物にいいのかというと、クエン酸は酸性の成分であることから、アルカリ性の汚れや臭いを中和してくれます。そのアルカリ性の汚れとは、手あかや服の黄ばみ汚れなどのいわゆる皮脂汚れ。消臭効果もあるため嫌な臭いもスッキリさせてくれます。
また、クエン酸は水に溶けやすい性質があることから、洗濯洗剤のように溶け残る心配もありません。
クエン酸を使った洗濯の方法や容量など
クエン酸で洗うことにより、どのくらい臭いがスッキリし、ふわふわの仕上がりになるのか、毎日使うタオルで検証してみました。
出典:筆者にて撮影(クエン酸を洗濯機へそのまま投入)
今回使用するタオルは、顔を近づけると鼻につくような生乾き臭がして、濡れるとタオル周辺に嫌な臭いが漂い、触り心地もごわごわとしています。そろそろ雑巾行きを検討するようなタオルです。
クエン酸を使った洗濯は、洗濯洗剤を一切使わずに、洗濯からすすぎまでクエン酸のみで行います。
水10Lに対して、クエン酸10gが目安。通常の洗濯洗剤や柔軟剤を併用すると、クエン酸の効果が薄れるので使わないでくださいね。
洗濯後、嫌な臭いが薄れてふわふわに
出典:筆者にて撮影(クエン酸を入れて洗濯した後のタオル)
何度洗っても取れなかった鼻につくような生乾きの臭いが薄れてスッキリしました。
染み付いた臭いは、一度で完全には消えないかもしれませんが、何度か洗っているうちに、顔を近づけても気にならない程までに改善していきます。写真だとお伝え出来ないのが残念ですが、少しだけ、手触りが良くなり、ふわふわ感も戻ってきています。
クエン酸で洗濯するメリットのまとめ
クエン酸で洗濯することで、タオルの嫌な臭いが薄れてふわふわになるので、その一枚を捨てずに長く使うことができます。
ただ、毎日の洗濯に使うとなると費用がかさむので、筆者は部屋干し時や臭いがしてきた場合に使用するなど、洗濯洗剤とクエン酸を使い分けています。タオルなどの臭いが気になってきたら、ぜひクエン酸洗濯を試してみてくださいね。