エアコンは「室外機」が肝心!室外機掃除のメリットと節約効果
家で快適に過ごすために欠かせない「エアコン」。
暑い日が続く夏は、1日中エアコンをつけっぱなしにすることが多いので、高額になる電気代が恐怖です。
実は、エアコンは「室外機」をキレイに掃除すると、電気代を抑えることができます。
今回は、室外機をキレイにするまめ得をお届けします。
室外機をキレイにする3つのメリット
写真:筆者にて撮影
エアコン本体のフィルター掃除はしていても、室外機はほったらかしという方はいませんか?
実はこの室外機。キチンと掃除をしてキレイにすれば、いろいろなメリットがあるのです。
①電気代を節約できる
エアコンの電気代を下げるには、空気の循環を改善して、ムダな消費電力をなくすことがポイントです。
本体をしっかり掃除をしていても、室外機にほこりが溜まりっぱなしであれば、空気の循環が悪くなります。
フィルターをこまめに掃除して、ほこりが溜まらないように気をつければ、運転効率が良くなって電気代の節約に。
キレイなフィルターを通した風はカビの臭さがないので、より快適に過ごせるメリットもありますよ。
②エアコンの寿命が延びる
室外機に汚れやほこりが蓄積すると、エアコンの稼働効率が悪化。
エアコンにも負担がかかるため、その分壊れやすくなってしまいます。
どんな家電製品も、定期的なメンテナンスが大切。
エアコンの本体と室外機をセットでキレイにしておくことで、寿命を延ばすことに繋がります。
③エアコンの音が静かになる
エアコンを使っているとき、室外機の音が気になることはありませんか?
音が大きいとご近所にも迷惑をかけてしまいます。
実はこの音、室外機にほこりが溜まっていることが原因のひとつ。
室外機を掃除して、ほこりや汚れを取り除けば、騒音も解消できる場合がありますよ。
自分でできる室外機の掃除方法
出典:筆者にて撮影(室外機掃除に使うもの)
フィルター掃除は、1か月に1~2回の頻度がベストです。
ほうき、ちりとり、使い古しの歯ブラシ、割りばしの4つを用意して、次の手順で行いましょう。
Step① 室外機の周りに物を置かない
出典:筆者にて撮影(室外機周り)
室外機は、部屋にこもった空気を外へ排出する役割があります。
夏の暑い日にエアコンをつけると、室外機から温風がでてきますが、これは室内の熱い空気を外に出しているためです。
しかし室外機の周りに物がたくさん置いてあると、温風がうまく排出できず熱がこもってしまいます。
そのため、室外機の排出口にはなるべくものを置かないこと。電気代の節約に有効です。
ちなみに市販の室外機用カバーは、空気の通りが悪くなるので、エアコン稼働時の使用はあまりおすすめできません。
室外機の周りに、植木鉢やカバーなど余計なものを置いていないか確認してみましょう。
Step② フィンと吹き出し口のほこりを取り除く
室外機の吹き出し口やフィンにほこりが溜まっていると、空気の循環効率が悪くなります。
使い古しの歯ブラシで、丁寧に取り除きましょう。
とくにフィンは取り扱いに注意が必要。
少し触っただけでも曲がってしまうので、慎重に掃除します。
Step③ ドレンホースの詰まりを解消!
出典:筆者にて撮影(割りばしでドレンホースの掃除)
エアコンを稼働させたとき、結露によって水が発生します。
この水を外へ排出するのがドレンホースです。
ドレンホースに汚れやごみが詰まっていると、室内に水が漏れてしまう場合も……。
そういったことを防ぐためにも、ドレンホース内はキレイにしておくことが大切です。
割りばしをドレンホースに抜き差しして、汚れを掻き出しましょう。
まとめ
エアコン本体と室外機を掃除することは、電気代の節約はもちろん、クリーンな空気を取り込めるメリットもあります。
本格的な夏が来る前にご自宅のエアコン掃除をして、快適な夏を迎えましょう。
掃除は自宅にあるもので、かんたんに行えます。