鮮度が落ちてしまった“お米”は家にあるアレを入れると美味しさアップ!
出典:photoAC
せっかく買ったお米を食べきれずに鮮度が落ちてしまうこと、ありませんか?
日本人にとって主食となる「お米」。
毎日食べるものだからこそ、おいしく炊きたいものです。長く保管していた、鮮度が落ちてしまったお米でもおいしく炊ける簡単な方法をご紹介します。
鮮度が落ちてしまったお米は『氷』を入れるだけでツヤもちに!
出典:筆者にて撮影(準備した氷)
鮮度が落ちてしまったお米は、新米よりも水分が抜けてしまっていることから、パサパサ感が気になるもの。
でも大丈夫!
冷凍庫から『氷』を取りだして、お米と一緒に炊いてみてください。たったこれだけで、お米がツヤツヤもちもちのおいしいお米に変身します!
氷を入れるとおいしく炊きあがるのはなぜ?
氷をいれるだけで、鮮度が落ちてしまったお米がおいしくなるなんて、不思議ですよね。
この理由は、“お米が炊き上がるまでの時間“が関係しています。お米のでんぷんが糖分に変わる温度は80度と言われています。80度に達するまでの時間が短いと、でんぷんが糖分に十分に分解されず、甘みが出ません。氷を入れて炊くと水の温度が下がるので、80度に達するまでの時間が長くなり、 お米の甘みやツヤが増すのです。
お湯でお米を炊くと美味しくないのは、このためです。
氷を入れる分量の目安
出典:筆者にて撮影(炊飯器に氷を入れてみた)
炊飯器に氷を入れるだけで鮮度が落ちてしまったお米がふっくらおいしくなります。ですが、氷をたくさん入れればよいというわけでもありません。氷をいれるとその分水の量が増えます。そのため、いつも通りの水加減で炊いてしまうと、ごはんがやわらかく炊きあがってしまうことも…。
氷を入れる個数は、1合あたり1個が目安!
2合なら2個、3合なら3個と、お米の合数と同じ数だけいれるのがポイントです。
お米を入れたら、炊飯スイッチを押す前に、入れた氷の分だけ必ず水を減らしましょう。
氷の大きさによってグラム数が違うので、一度図ってみるとよいですね。ちなみに筆者はいつも目分量なので、計量スプーンを使って、氷の個数分の水を減らしています。しっかり確認されたい方は、炊飯器のスイッチを入れる前に、氷を入れた後の水のかさが、炊飯器のメモリを越えていないか、確認することをおススメします。
氷を入れるのはちょっとという人は、「冷やした水」でもOKです。
お米をおいしく炊くには、水の温度を低くすることがポイントですので、氷ではなくキンキンに冷やした水を使うのもアリ。お水はポットに入れて冷蔵庫で冷やしておいたものを使ってもOKです。冷たい水で炊くと、氷を入れるよりも水の量を調整しやすいメリットがありますよ。
まとめ
出典:筆者にて撮影(もっちりツヤツヤのお米)
氷は鮮度が落ちてしまったお米をもっちりツヤツヤに炊き上げられる、魔法のアイテムです。水加減に注意さえすれば、だれでも簡単に炊き上がります。お米が残っている方はもちろん、お米をよりおいしく食べたい方もぜひお試しください。