ルームフレグランスの種類と選び方
出典:photoAC
冬は外出する機会が減り自宅で過ごす時間が増えますよね。快適に過ごす工夫のひとつに“香り”があります。窓を開けて定期的に新鮮な空気を入れることも大切ですが、心地よい香りを取り入れることで、さらに快適さが増すはず。そこで今回おすすめするのがルームフレグランスです。置くだけなので手間もかからず、好みの香りで部屋を満たせば自宅時間がもっと心地よくなるでしょう。
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ルームフレグランスの種類と特徴
ルームフレグランスにはいくつかの種類があり、お好みで選んでよいと思いますが、どのような使い方をするかも考慮して選びましょう。
【ルームフレグランスの種類】
・スティックタイプ
・スプレータイプ
・キャンドルタイプ
・プラグインタイプ
芳香成分が入った液体に棒状のリードと呼ばれるものを浸すスティックタイプは、見た目のおしゃれさと、置くだけでOKという手軽さが人気です。家中のあちこちで使いたい場合は、持ち運びやすいスプレータイプがおすすめ。キャンドルタイプは炎のゆらぎにより視覚的にもリラックス効果が期待できますが、火を扱うので十分注意が必要です。コンセントにさして使うプラグインタイプは、電気の熱によって香りを広げるので広範囲に比較的早く香りを広められます。
効果に合わせて選ぶ、おすすめの3つの香り
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疲れているときにはイランイラン
フローラルでエキゾチックな甘い香りのイランイラン。温かみのある香りは、緊張や不安、疲れを感じるときに気持ちをリラックスさせます。また、ホルモンバランス調整作用が期待でき、更年期障害など女性特有の症状の緩和にも役立つといわれています。
イライラを解消したいときはカモミール
フルーティーな甘い香りが特徴的なカモミール。世界最古のハーブでヨーロッパでは古くから不眠症の改善に用いられてきました。カモミールの中に含まれる「アピゲニン」というフラボノイドが神経系の活動を鎮める働きがあり、イライラやストレスを緩和します。
ただし、カモミールはキク科の植物ですのでキク科アレルギーの人は使用を控えましょう。また、カモミールには子宮収縮作用や通経作用があるといわれていますので、一緒に暮らす方に妊娠中の方がいる場合も要注意です。
良質な睡眠を取りたい夜はジャスミン
存在感のある濃厚な香りのジャスミン。「リナロール」と「ベンゼルアセテート」という成分が含まれており、鎮静作用や抗不安作用、血圧降下作用などがあるといわれています。気持ちを落ち着かせてくれるので、ぜひ寝室で使いたい香りです。更年期による気持ちのアップダウンを落ち着けたいときにもおすすめ。
ルームフレグランスの最適な置き場所は?
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ルームフレグランスは風通しのよい場所に置くと、香りが運ばれ広がりやすくなります。また置く場所の高さも考慮しましょう。香りは空気の流れに乗って部屋の上から下へと広がります。これをうまく利用するためには、床に近い位置ではなく棚の上などに置いた方がいいのです。空気の流れが早い場所だとすぐに香りが飛んでしまうので、空調が強く当たる場所は避け、ゆっくり空気の流れる場所を選んでください。