ハサミの錆取りには冷蔵庫にあるアレが使える!
出典:筆者にて撮影(サビが取れて、使いやすくなったキッチンバサミ)
包丁やハサミ、それにカッターナイフなど家の中にある金属製品は、手入れをきちんとしておかないとサビの餌食になってしまいます。
一度サビが出てしまうと、クレンザーなどでゴシゴシ磨いてもなかなか落ちてくれないため、結局、廃棄処分にしてしまったなんて経験も多いのではないでしょうか。
そんな厄介モノのサビですが、実は冷蔵庫にストックされている「あるもの」を使えば、綺麗に、そして簡単に落とすことが出来るのをご存知ですか?
今回はそんな目から鱗の裏技についてご紹介いたします。
錆・サビとは?
出典:筆者にて撮影(キッチンでよく使うだけあって、いつの間にかハサミにサビが出てきた)
そもそもサビとは何を指すのでしょうか。
サビとは、金属の表面に酸素や水分などが酸化や還元などの反応を起こして腐食する現象のこと。鉄、銅、真鍮、アルミニウムなど多くの金属で発生します。
ちなみに、キッチンなど家庭の水回りなどでよく使われているステンレスは錆びないと思われていますが、実際は表面に酸化皮膜を纏った錆びにくい金属なだけであり、環境下によっては錆びることがあるため安心はできません。
ハサミのサビ取りに家にあるものでチャレンジ
普段使っている商品にサビが出てきたとき、ついつい後回しにしていませんか?
錆びた金属を放置していると、どんどん進行してしまうため、手遅れになる前にサビを取る必要があります。
でもいざとなったらサビ取りを買いに行くのも面倒だし、家にあるもので済ませたらどんなに楽なことか…そう思っている人にぜひやっていただきたいのがこちらの道具を使ったサビ取りです。
出典:筆者にて撮影(どこの家庭にも揃っている道具でサビ取りができる)
用意するものは…
・サビの出た金属製品
・ラップ
・ケチャップまたはレモン
・歯磨き粉
・歯ブラシ
これだけです。
ハサミのサビ取りの方法
①サビの出た金属製品(今回はキッチンバサミ)を用意し、サビのでている部分にケチャップを塗る(レモンの場合は、レモン汁を絞ってかける)。
出典:筆者にて撮影(ハサミの錆にはケチらずたっぷりと塗るのがポイント)
②ケチャップを塗り終わったら、サビの出た金属製品をラップで包み、30分間放置する。
出典:筆者にて撮影(錆びたハサミをラップで包み、30分放置)
③30分間経ったら、ラップを剥がし、ケチャップがついたままの金属製品に歯磨き粉をのせ、歯ブラシで擦る。
出典:筆者にて撮影(歯磨き粉は研磨剤の役割を果たしてくれる)
④最後に水で洗い流し、乾かせば頑固なキッチンハサミのサビが取れているはずです。
出典:筆者にて撮影(クレンザーと金たわしを使っても落ちなかったサビがほとんど落ちた)
ハサミの錆取りのまとめ
どうしてケチャップやレモンを使うとハサミのサビが取れるのか。
それはケチャップやレモンに入っている有機酸と酸化して発生したサビが反応することによって、サビが取れやすくなるからです。学生時代の化学の授業で出てきそうな裏技ですよね。
また歯磨き粉は研磨剤としての役割を果たしてくれているとのことです。
家の中でサビが出ているものがあったら、これを機にぜひチャレンジしてみてくださいね。