ニッカ余市蒸溜所のポットスチルには何が巻かれている?|旅する雑学(195)

出典:photoAC(ウイスキーが作られているのはスコットランド風の建造物の中。ここに和風の飾りが……?)
札幌から車で約1時間のところにある余市町。ウイスキーの父として有名な竹鶴政孝氏が設立した「ニッカウヰスキー蒸溜所」があることで知られています。彼が単身スコットランドに渡り、日本にウイスキー製法技術を持ち帰って、国内で理想のウイスキー作りをしようとたどり着いたのがこの余市。
蒸留所ではウイスキー製造工程を見学することができ、ウイスキーの歴史も学べるお酒好きにはたまらない観光スポットになっています。
さて、蒸溜所では、ウイスキー製造に欠かせないポットスチル(銅製の単式蒸留器)に和風の「あるもの」が巻かれているのだそうです。ウイスキーのイメージとはほど遠いのですが、それが何だかわかりますか。
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旅する雑学「ニッカ余市蒸溜所のポットスチルには何が巻かれている?」の答えはこちら。わかりましたか?

出典:photoAC(美味しいウイスキーができますようにと注連縄に願いを込めて)
正解は、「 注連縄(しめなわ) 」でした。
洋酒であるウイスキーのポットスチルにどうして注連縄が巻いてあるのか不思議に思う方もいるでしょう。これは、竹鶴政孝氏の生家が広島県の造り酒屋というところに影響があるようです。日本のお酒造りにあやかり、良いウイスキーができますようにと願掛けの意味があるとのこと。
ニッカウイスキーのブランドの一つ、ニッカフロンティアのボトル裏にも、そんな注連縄が描かれています。お店で確認してみてください。




