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日清『どん兵衛』の名前の由来とは?|お買い物トリビア(116)

出典:photoAC(どん兵衛は、誰もが一度は食べたことがある定番商品ですよね)


忙しい毎日の中で、手軽に食べられる点が最大の魅力であるインスタント食品。そのインスタント食品の中でも、本格的なお出汁の味や食べ応えのあるボリュームで超ロングセラーの人気商品となっているのが日清『どん兵衛』です。

 

特に、カップうどんやカップ蕎麦のジャンルではナンバーワンと言っていい知名度と人気を誇り、最近では『どんぎつね』のCMでも話題になっていますよね。

 

さて、そんな日清の大人気商品であるどん兵衛ですが、ここで気になるのがその『どん兵衛』というネーミングです。昔ながらの名前の響きがあるどん兵衛ですが、なぜこのカップうどんとカップ蕎麦の商品名にこのような名前が付けられたのか、皆さんはご存じですか?

 

 

お買い物トリビア「日清『どん兵衛』の名前の由来とは?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(うどんを食べる丼が由来となっていたのですね)

 

正解は、「 うどんや丼の『どん』と、日本人らしい『兵衛』を合わせた造語 」でした。

 

正解は、うどんや丼の『どん』という文字を、日本人名に使われる『兵衛』という名前に掛け合わせた造語です。どん兵衛の歴史は、1976年に始まりました。

 

1970年半ば、市場にあったカップ蕎麦は縦に長い形をしたカップに入れられており、うどんを食べる際に用いられる昔ながらの丼鉢とは異なった形であったそうです。そのような中で日清は、日本人が食べやすいと感じる丼鉢型の容器にこだわったカップうどんを発売することになりました。それが、1976年にどん兵衛が世に出た経緯です。

 

その際に、どん兵衛の象徴であるその器の形を商品名にしたいと考え、うどんの『どん』と丼の『どん』。二つの意味を持った『どん』が使われることとなりました。そこに、日本人が古来愛し続けているうどんという食のイメージに合わせ、昔ながらの日本人名に使われる『兵衛』を合わせた『どん兵衛』という名前に決まったそうです。

 

提案した当初は、『どんくさいというイメージを持たれる』と異論もあったそうですが、ユニークさ・素朴さが評価され、現在でもカップうどんの代表格となっています。今では何の違和感もなく読んでいる名前でも、様々な歴史や経緯があることがわかりますね。

 

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