「時化」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (213)

出典:筆者作成
「時化」とは、強風などの悪天候のために海上が荒れることを言います。対義語は「凪(なぎ)」ですね。動詞化して「時化る」とも言います。
時化の語源は、「湿気」を活用させた、「湿気る(しける)」だとされています。もう答えは分かりましたね(笑)。もともとは、「空が曇る」の意味で使われていたそうです。それが、「天気が曇ると海が荒れる。海が荒れると不漁になる」というように意味が変化していったと考えられているそうです。さて、この時化とは、何と読むでしょうか?
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難読漢字クイズ「時化」の答えはこちら。読めましたか?

正解は、時化(しけ)でした。
「時化で出港できない」などの意味で使われる事が多いですが、海が荒れて不漁であることや興行などで客の入りが悪いこと。また、商売が思わしくないこと。不景気なことの意味でも使われています。
金回りが悪くなる。けちけちする。気持ちが落ち込む。しょげる。ふさぎ込む。などの意味合いもあり、「シケ顔」や「シケた顔」などという少しネガティブな感じがする言い回しも多いように感じますね。
時化た顔をしないで、笑顔で快晴の毎日を過ごしたいものです。



