まめ得のタネ

気ままな鉄道の旅に必須の企画乗車券とは?|お買い物トリビア(112)

出典:photoAC(のんびり気ままな鉄道の旅)


1982年に発売が開始され、熱心な鉄道ファンだけでなく一般の鉄道利用者の旅行や帰省など色々な用途にも使える特別企画乗車券があります。春、夏、冬の長期休暇の時期に合わせて3回発売され、普通列車しか乗れないという制約はありますが、利用期限は長めでJR全線を自由に途中下車できるのが大きな魅力!

 

新幹線や飛行機と比べると目的地に着くまでに時間は掛かりますが、リーズナブルな料金でゆっくりと気ままな鉄道旅行を楽しめるのが長年親しまれてきた理由と言えるでしょう。2007年にはJRグループ発足25周年の記念として、8,000円という破格の価格で販売されたことも話題になりました。

 

時代の流れを受け、発売当初と価格や使い方が随分と変化しましたが、今もなお鉄道の旅の素晴らしさを味わうために欠かせない、この特別企画乗車券の名称は何でしょうか?

 

 

お買い物トリビア「気ままな鉄道の旅に必須の企画乗車券とは?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(時代が変わっても青春18きっぷは人々の心をつかむ)

 

正解は、「 多くの人々に愛され続ける〝青春18きっぷ〟 」でした。

 

「青春18きっぷ」は、JRグループが発売する数ある特別企画乗車券の中でもとりわけ長い歴史を持ち、国鉄時代から若者はもちろんシニア世代まで心強い旅の乗車券として愛されてきました。

 

長期間にわたり5回分(5日分)が1万円台という良心的な価格で設定され、いわゆる「乗り鉄」を楽しむ鉄道ファンの他、泊りがけの旅行や日帰りのハイキング、食べ歩きに使用した方も多いのではないでしょうか。

 

そのネーミングから誤解されがちですが、発売当初より年齢に関係なく使用でき、18歳前後の学生のみをターゲットとしているわけではありません。国鉄時代と比べると、新幹線の開業に伴うJR路線の第三セクター化や、利用客減少による廃線などの影響で使用可能な範囲が狭まっているものの、今もなお根強いファンから支えられている乗車券の筆頭と言えます。

 

かつては使用開始の際に、有人改札で駅員さんにハンコを押してもらう仕組みでしたが、現在では自動改札機で駅員さんを介さずに乗り降りできるようになり、こんなところにも時代の変化を感じます。

 

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