通天閣の『ビリケンさん』。その意外な出身国とは?|旅する雑学(172)

100年以上もの歴史を誇る、大阪のランドマークとなっている『通天閣』。中でも多くの方が訪れる人気スポットとなっているのが、その通天閣内部に祀られている『ビリケンさん』ではないでしょうか。コミカルかつ独特の愛らしい笑顔で鎮座しているビリケンさんは、まさに大阪のイメージと一体となったマスコットとなっています。
さて、そのビリケンさんですが、実はその出身は大阪ではなく意外なルーツを持っているのです。その国はどこなのか、皆さんご存じですか?
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旅する雑学「通天閣の『ビリケンさん』。その意外な出身国とは?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(今日も通天閣から、ビリケンさんは大阪の人々を見守っています)
正解は、「 アメリカ合衆国 」でした。
コテコテの大阪のイメージがあるビリケンさんですが、実はそのルーツは100年以上前のアメリカに遡ります。ビリケンさんが誕生したのは、1908年のアメリカ。当時の芸術家であるローレンス・プリッツが、夢で見た神様をモチーフとして製作したのが起源とされています。
その後、アメリカのビリケンカンパニーがビリケン像を制作したことで世界中に流行し、1911年頃から日本では大阪に本社を置く『田村駒』が広めることとなりました。通天閣には、1979年に商売繁盛の神様として祀られることになり、以後大阪の象徴として人々から愛されています。