「牡丹餅」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (159)
出典:筆者作成
日本人は情緒をたいせつにするので、身の回りのことがらにも優しい気持ちを添えて暮らしてきました。お彼岸に食べるお餅にも、春には春の季節を感じられるような「牡丹餅」という名前をつけて春らしさを楽しみ、秋には秋の風情が感じられる「萩」の花から「おはぎ」と言う名前で呼んできました。
日本語を学ぶ外国人には理解が難しいかもしれませんが、日本人のこころを表す一つの方法でもあります。
もうおわかりですね。牡丹餅とは何と読むでしょうか?
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難読漢字クイズ「牡丹餅」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、牡丹餅(ぼたもち)でした。
「棚からぼたもち」という諺でも有名な「ぼたもち」ですが、「おはぎ」と全く同じものです。春には「ぼたもち」と呼び、秋には「おはぎ」と呼ばれています。
どうして呼び方が違うのかというと、春に咲く牡丹の花から春のお彼岸には「ぼたもち」、秋に咲く萩の花から「おはぎ」と呼ぶようになったそうです。また、米を半分潰すことから「はんごろし」と呼ばれることもあるそうですよ。ちょっと物騒かも。