60代。マイナンバーカード作る? 作らない? |悩みを解決!(78)
出典:編集部にて作成
ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。
でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。
この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、サナエール先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!
もくじ
【今回のご相談】マイナンバーカードを作りたいと思っていますが、主人に必要ないと反対されてしまいそうで迷っています……
■年代:60代 ■性別:女性 ■相談カテゴリ:暮らし
───今回ご紹介するのは、マイナンバーカードを作りたいと思っているが、旦那様に必要ないと反対されてしまいそうで迷っているというご相談です。
「私は、まだマイナンバーカードを作っていません。私自身は、作らない派ではありませんが、主人が作ろうと言ってくれないので、我が家ではまだ誰も作れずにいます。私は、作ることに対してそれほど抵抗はないのですが……」
「色々とトラブルもあったので、不信感があるようです。カードを紛失したら個人情報が洩れる可能性があるとか、貯金や財産が分かってしまうとか。そもそも税金を取り損ねないためだろうと主人は言います。そうなのでしょうか?」
「マイナンバーカードを持っている友人も増えてきて、病院で使ってみたという話も聞きます。本人確認にも使えるようですし、今すぐ必要ということではありませんが、いつか作ることになるのだろうと思います。私だけでも作ろうかと思いますが、主人に必要ないと言われてしまそうで迷っています」
【お答え】ご自身のカードを作ることは良いと思いますが、強く反対されるようでしたら少し様子を見た方がいいですね
「マイナンバーカードの申請状況は、人口に対して7割を超えていると報道されているようですが、マイナンバーカードを作るかどうか悩んでいる人がまだいることも事実です。また、申請したものの受け取りに来ない『未交付』も多いようです。一定期間経過すると破棄されてしまうので、申請したら指定された期間内に受け取るようにしましょう」
「公金受取口座の誤登録や健康保険証情報の紐付け誤りなどがありましたから、不信感を持つのも当然ですね。『公金受取口座』や『健康保険証情報』は、専用サイト『マイナポータル』にてご自身で確認できます。作成したら、一度確認しておくと安心ですよ」
「マイナンバーカードを作らない理由としては、セキュリティーや個人情報漏洩に不安を感じるということが多いと思います。セキュリティーについては、暗証番号が設定されていること。個人情報については、行政の職員が預貯金や資産をみることはできない。と、されていますが、不信感が拭えない気持ちはわかります」
「先日、『マイナポータル』からパスポートの更新手続きをしてみました。マイナンバーカードがあると、スマホで申請できて、窓口に行くのは受取るときだけで済みます(電子申請の条件あり)。便利だなと思いました」
「ご自身のカードを作ることは良いと思いますが、強く反対されるようでしたら少し様子を見た方がよさそうですね。そこで感情的になってもよいことありませんから。今後、マイナンバーカードを利用する環境が整ってくると、旦那様の考え方も変わる可能性もあるかと思います」
カウンセラー:サナエール先生
交流会をメインに様々なお悩みに耳を傾けながら多くの出会いをサポートしてきました。 ウェブテストとインタビューで診断するコミュニケーション診断やFP資格を活かしたオンライン相談カウンセラーとして幅広い問題解決アシストをしております。