「行火」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (129)
出典:筆者作成
最近では住宅の暖房性能や寝具の性能が素晴らしく進化したので、寒い冬も暖かく眠れるようになりました。けれど、電気毛布や電気あんかなどを使用して眠った思い出がある人も多いのではないでしょうか?いまでも手放せないという人もいるでしょう。
昔から、寒い冬の夜を少しでも暖かく過ごすために、私たちはさまざまな工夫をし、器具も進化してきましたが、この「行火」もそのひとつ。何と読むかわかりますか?
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難読漢字クイズ「行火」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、行火(あんか)でした。
漢字は「行」と「火」の簡単な漢字の組み合わせですが、「あんか」と読みます。「行」は持ち運びができるという意味で、行脚(あんぎゃ)や行灯(あんどん)などにも使用されている漢字です。
「行火」は、木炭や豆炭、最近では電気を熱源に用いた暖房器具で、足元や布団の中など使用する場所に持ち運んで暖を取るために利用していました。写真の行火は、豆炭行火(まめたんあんか)ですね。筆者は小さい頃、祖母が用意してくれた豆炭行火を布団に入れて眠りについた記憶があります。