意外と知らないアナグマの被害。見つけたらどう対応する?
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アナグマは北海道を除く全国に分布している生き物で、主に山や森などに生息しています。
近年はアナグマによる被害が増加しており、山林近くにお住いの方の中には「アナグマを見つけたらどうしたらよい?」と悩んでいる方も多いでしょう。
アナグマは建物や農作物などに被害を与える可能性があるため、見つけたら追い払う必要があります。
本記事ではアナグマを見つけたときの対処法や、アナグマを追い払う方法などについて詳しく解説します。
アナグマの被害を防止したい方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
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もくじ
最近、増えている?!害獣のアナグマの特徴とは
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アナグマは絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている珍しい生き物ですが、2018年頃から急激に数を増やし、民家に被害をもたらしています。
日本に生息しているアナグマの多くは、ニホンアナグマと呼ばれる種類です。
ニホンアナグマは茶色い体毛に全身を覆われており、目の周りには縦向きの黒い模様があります。アライグマやタヌキなどと外見が似ていることが特徴です。
行動習性や分布地域などは他の動物と異なるため、アナグマに対応するためには生態を詳しく知る必要があります。
ここではアナグマの行動習性と分布について解説するので、ぜひ最初にチェックしてみてください。
アナグマの行動習性
アナグマは主に山林部に生息しており、哺乳綱食肉目イタチ科に分類される哺乳類です。
日本に生息するニホンアナグマは、4月~10月頃にかけて活動します。11月~3月頃までは冬眠するのですが、暖かい地域では冬眠せずに1年中活動しているケースもあります。
基本的には夜行性なので、昼間に活動することはほぼありません。
アナグマは名前のとおり、穴を掘って巣をつくる習性を持っています。そのため、アナグマは手足が強靭に発達しています。
また、穴を掘ったところにフンを溜める習性があるのも、アナグマの特徴です。
もしも穴の中に溜まっているフンを発見したら、近くにアナグマが生息している可能性が高いでしょう。
アナグマの分布地域
アナグマは北海道を除く日本全国に広く分布しています。
基本的に山や森で暮らしている生き物なので、都市部で見かけることはほぼありません。
反対に、山や森の近くにある民家や畑などはアナグマによる被害を受けやすいため、注意が必要です。
とくに4月~10月頃の暖かい季節は、アナグマが活発に行動する傾向にあります。
アナグマとよく似ている動物
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日本にはアナグマと似ている動物が複数生息しているため、見間違えるケースが多くあります。
アナグマと間違えられやすい動物は次のとおりです。
- アライグマ
- タヌキ
- ハクビシン
上記の動物はアナグマと同様、山林や森などに多く生息しています。
それぞれの特徴を解説するので、アナグマと他の動物の見分けができない方は、ぜひ参考にしてみてください。
アライグマ
アライグマは北アメリカが原産地の外来種で、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類です。沖縄県を除く日本全国に広く分布しています。
薄茶色の体毛に覆われており、長い尻尾が縞模様になっていることが大きな特徴です。
かわいらしい見た目をしているものの、気性が荒く噛まれる可能性があるため、見かけても近付いてはなりません。
アライグマはアナグマとは異なり手先が器用なため、木登りを得意としています。
アナグマは木登りが苦手なので、木の上にいる場合はアライグマである可能性が高いでしょう。
タヌキ
タヌキは日本に古くから生息しており、哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属に分類される哺乳類です。
北海道にはエゾタヌキ、本州にはニホンタヌキが生息しています。沖縄県や離島などではタヌキの生息は確認されていません。
基本的には雑食性で何でも食べますが、昆虫や魚、小鳥などの肉を好んで食べます。
濃い目の茶色い毛で全身が覆われており、尻尾の形や体型も似ていることから、アナグマともっとも間違われやすい生き物です。
しかし、タヌキにはアナグマ特有の目の周りを縦に覆う黒い模様がありません。
タヌキとアナグマの見分けがつかないときは、目の周りの模様で判別してみてください。
ハクビシン
ハクビシンは東南アジアが原産地の外来種で、ジャコウネコ科ハクビシン属に分類される哺乳類です。沖縄県を除き、日本全国に広く分布しています。
果物や野菜などを好んで食べる習性があるため、全国の農家に大きな被害を及ぼしています。
外見は黒っぽい灰褐色の毛で覆われており、猫のように細長い体型をしていることが特徴です。
また顔の真ん中には白い筋のような模様があり鼻もピンク色のため、特徴を知っていればアナグマと間違えることはないでしょう。
ハクビシンは愛らしい見た目をしていますが、体内にマダニが寄生しており感染症を招く恐れがあるため、見つけても触らないように注意が必要です。
アナグマを見かけたらどう対応する?
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家の近所でアナグマを見つけた場合、どのように対応すればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
次の3つの項目を通して、アナグマを見つけたときの対処法を紹介します。
- 市町村に連絡する義務はない
- 追い払う
- すぐに駆除したい場合は業者に依頼する
それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
市町村に連絡する義務はない
アナグマは人の命にかかわるほどの危険な生物ではないため、見かけたからといって市町村に報告する義務はありません。
市町村が通報を推奨しているのは、ヒグマやツキノワグマ、ヒアリなどの危険な生物のみです。
アナグマのように民家や畑を荒らす動物に関しては、とくに通報しなくてもよいとされています。また通報したからといって、行政からの補償や対策などは受けられません。
ただし、自治体によってはアナグマの目撃情報の収集や、被害対策をおこなっているケースもあります。
市町村へ通報するかどうかは、各自治体の方針によって決めましょう。
追い払う
アナグマからの被害を受けた場合、捕獲や狩猟をするのではなく追い払いましょう。
自治体の許可を取らずに捕獲や狩猟をすると法律違反となり、罰金刑や懲役刑を科せられる恐れがあります。
追い払うのみであれば法律違反にはならないので、すぐにできる対応としておすすめの方法です。
なお、アナグマを追い払う方法については、後ほどの項目で詳しく解説します。
すぐに駆除したい場合は業者に依頼する
アナグマを一度追い払ったとしても、時間が経てば再び畑や民家に侵入し、農作物を荒らす可能性があります。
アナグマをすぐにでも駆除して被害を止めたい場合は、専門の害獣駆除業者に依頼しましょう。
害獣駆除業者に依頼すればアナグマの駆除対策はもちろん、再侵入防止対策まで一貫して任せられます。
業者や駆除範囲にもよりますが、アナグマ駆除を業者に依頼したときの費用相場は5万円~10万円程度です。
アナグマを確実に駆除したい方は、害獣駆除業者への依頼を検討してみてください。
アナグマによる主な被害
出典:photoAC
アナグマは温厚な動物なので人間を襲うことはないものの、放置していると大きな被害を招く可能性があります。
アナグマによる主な被害内容は次の3つです。
- 建物への被害
- 農作物への被害
- 人体への被害
それぞれどのような被害を及ぼすのか、詳しく解説します。
建物への被害
アナグマは穴を掘る習性を持っており、家の近くや真下などにも穴を掘るケースが確認されています。
家の真下に大きな穴を掘られてしまうと、地盤が緩み建物の倒壊にまでつながる危険性があります。
アナグマは人に見つからないように穴を掘って巣穴を拡大するため、気付いたときには手遅れになっていたというケースも少なくありません。
海外ではアナグマが約7.5トンにも及ぶ土を掘って穴をあけ、小学校の校舎が倒壊の危機に晒された事例もあります。
アナグマによる建物への被害は、時間が経つほど深刻化していきます。
自宅の近くでアナグマを頻繁に見かける場合、家の周りに穴があいていないかどうかをチェックしましょう。
農作物への被害
アナグマは雑食性の動物で、基本的には昆虫や木の実、魚などを食べて暮らしています。
しかし、山の中で食べるものがなくなると、人里に降りてきて畑の農作物を荒らします。
とくにアナグマは甘い食べ物を好むため、イチゴやトウモロコシ、スイカなどを栽培している方は注意が必要です。
畑の周りを柵で囲んでいたとしても、地中から穴を掘って畑に侵入し、農作物を食べ荒らします。
一度アナグマに目をつけられた畑は、繰り返し同じ被害を受ける可能性があります。
畑の近くに穴を掘った形跡がある場合はアナグマに侵入されたものと考え、必ず対策をおこないましょう。
人体への被害
アナグマは自然界で暮らす野生の生き物なので、直接接触すると病原菌に感染する可能性があります。
ヨーロッパでは野生のアナグマが原因で、結核が感染拡大した事例が実際にありました。病原菌のほか、ダニやノミなども寄生しているため、非常に危険です。
そのため、アナグマを実際に見かけたとしても、直接接触するのは絶対にやめましょう。
またアナグマに直接触れていなかったとしても、家の近くでフンや尿をされることにより、自宅の衛生環境が悪化するケースがあります。
衛生環境が悪化するとアレルギー反応や感染症などを引き起こすため、アナグマが家の近くに住み着かないように対策が必要です。
アナグマを追い払う方法
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アナグマによる被害を受けている場合は、自宅に近付かせないよう対策をしなければなりません。
業者に依頼せずとも実行できる、アナグマを追い払う効果的な方法は次のとおりです。
- 音や光のする害獣除け装置を使用する
- 柵を設置する
- 忌避剤を使用する
それぞれ詳しく解説するので、アナグマの被害に悩んでいる方はぜひ試してみてください。
音や光のする害獣除け装置を使用する
アナグマの多くは臆病な性格をしているため、大きな音や強い光が苦手です。
そのため、害獣が近付いてきたときに音や光を発する害獣除け装置を設置しておけば、アナグマが驚いて逃げ出します。
害獣除け装置の中でもおすすめなのは、光と超音波の両方で害獣を追い払うタイプです。どちらか一方のみでは、期待する効果を得られないかもしれません。
またソーラー充電式であれば、地面に設置して放っておくだけでアナグマを追い払えます。
なお、害獣除け装置は動物の動きを感知したときにのみ作動するため、対応できる範囲は限定されます。
広い畑や庭を所有している場合は、害獣除け装置を複数設置してみてください。
柵を設置する
畑の周りに侵入防止柵を設置するのも効果的な方法です。トタン板や金網などを用意し、畑の周りを囲みましょう。
アナグマは穴を掘って地面からも侵入するため、30cm~40cmほど地面に埋め込んで設置してみてください。地上に出ている高さは、50cmほどあれば問題ありません。
侵入防止柵を設置しておけば、アナグマだけでなくハクビシンやタヌキ、モグラなどの対策にもなります。
通常の柵で効果が見られない場合は、電気柵を用意しましょう。柵に触れると電気が走るため、痛みでアナグマが逃げ出します。
なお、電気柵は初期費用が高額になるほか、定期的なメンテナンスが必要になる点に注意しておきましょう。
忌避剤を使用する
アナグマは嗅覚が発達しているため、忌避剤の使用も効果的です。
忌避剤とは対象の害獣が嫌いな匂いを使用し、畑に近付かないようにするための薬剤です。
アナグマ専用の忌避剤には、木酢液やオオカミの尿などが配合されています。忌避剤の種類は固形タイプや粉末タイプ、スプレータイプなどがあります。
一般的に、忌避剤の持続時間は1か月~2か月ほどです。雨が降ると効果は弱まります。
効果が切れるとアナグマが再び侵入する恐れがあるため、定期的に忌避剤を使用するようにしましょう。
害獣除け装置や柵と併用すれば、さらに高い効果が期待できます。
アナグマに関するよくある質問
出典:photoAC
アナグマに関して、よくある質問は次のとおりです。
- アナグマが苦手なものは?
- アナグマの被害を予防する方法は?
- アナグマの行動範囲は?
それぞれの質問に回答します。
アナグマが苦手なものは?
嗅覚が発達しているアナグマは、強い匂いを発するものを嫌う傾向にあります。
とくに木酢液やハッカ、ミント、レモンなどの匂いを嫌っているため、液体を忌避剤として散布しておくと効果的です。
いずれも自然由来の成分であるため、畑で育てている農作物への影響もありません。
忌避剤の使用に抵抗がある場合は、アナグマが苦手としている自然由来の匂いを液体として抽出し、畑に散布してみてください。
アナグマの被害を予防する方法は?
アナグマは執着心が強いため、畑や民家をエサ場だと認識すると、エサを求めて何度でも荒らしに来ることがあります。
アナグマに目を付けられないための主な予防方法は次のとおりです。
- 生ゴミを外に放置せず処分する
- 実った農作物は早めに収穫する
- 一度でも侵入された経路は徹底的にふさぐ
生ゴミや農作物を外に放置していると、アナグマを呼び寄せる原因になります。食べられそうなものは外に出しておかず、家の中に入れるか、処分しましょう。
またアナグマは何度でも侵入してくるケースが多いため、侵入経路をしっかりとふさがなければなりません。
金網やワイヤーメッシュなどを使用し、アナグマが侵入できないようにしましょう。
上記のような対策をおこなっていれば、アナグマによる被害を未然に防止できます。
アナグマの行動範囲は?
地域環境によっても異なりますが、アナグマの行動範囲は約1~4㎢と広範囲です。
アナグマは行動範囲になる場所を縄張りと認識し、複数の巣穴を掘って暮らしています。
基本的にオスとメスの行動範囲は異なっており、繁殖シーズンに入ったときにのみ、オスがメスの生活圏に出入りするようになります。
多くのアナグマは山や森の奥を行動範囲としていますが、食べ物が足りなくなったときは人里に降りて畑や民家を狙うようです。
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- 害獣駆除110番
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それぞれ、特徴を紹介するためぜひ参考にしてみてください。
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まとめ
出典:photoAC
アナグマを見つけたときの対処法や、追い払う方法などについて解説しました。
かわいらしい外見のアナグマですが、放置していると建物や農作物、人体などに被害を与える可能性があります。
山や森の近くにお住まいの方は、アナグマの被害を受けないように対策をおこないましょう。
対策をしてもアナグマの被害が止まらない場合、害獣駆除業者に依頼する方法がおすすめです。アナグマの駆除から侵入防止対策までを一貫して依頼できます。
ぜひ本記事で紹介した内容を参考に、アナグマの対策をおこなってみてください。