「酸漿」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (107)
出典:筆者作成
お盆の時期になると市でよく見かけました。ガクに包まれた果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで盆棚に飾ります。ナス科の植物で、6、7月ごろ淡黄白色の花が咲きその後、ガクが大きくなって果実を包み、初秋、果実が熟してガクとともに赤く色づきます。
この開花時期に合わせて、日本各地で市が開かれます。別名「カガチ」とも言います。
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難読漢字クイズ「酸漿」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、酸漿(ほおずき)でした。
「ほおずき」の「ほお」はその実の赤くふっくらした様子から頬を、「ずき」は顔つきや目つきなどの「つき」から連想したものと言われています。また果実を口に入れて、舌で押し鳴らして遊ぶ子供たちの様子から「頬突き」と呼ばれるようになったとも言われています。
また、地下茎および根は酸漿根(さんしょうこん)という生薬名でよばれており、現在も咳や痰、解熱、冷え性などに効果がある民間薬として、全草を干して煎じて飲む風習がある地方が存在します。