まめ得のタネ

種類が豊富すぎて悩んでしまう! 自分に合った入浴剤の選び方

出典:shutterstock


1日の終わりの楽しみといえば、心身ともにリラックスできる入浴ですよね。旅行や遠出が難しくなっている今、家時間を充実にするために欠かせない習慣となっている方も多いのでは。入浴の満足感を高めてくれる入浴剤にももっとこだわりたいところですが、種類が多すぎてどれを選べばいいのかさっぱりわからないという声も。そこで、自分にあった入浴剤の選び方をお届けします。

 

出典:shutterstock

 

ゆず湯や菖蒲湯のように、日本では古来から「お風呂で心身ともに健やかに」といった習慣がありました。環境省発表の令和元年度の温泉利用者数は約1億2,650万人※で、平均すると1人1回は温泉に行っていることになります。

 

環境省 令和元年度温泉利用状況より

 

温泉に足を運べなくても温泉気分を楽しめたり、入浴の満足度を上げてくれる入浴剤をもっと活用したら、さらに入浴時間が楽しくなるはず! そこでたくさんある入浴剤の中から、自分に合った入浴剤の選び方をご紹介しましょう。

 

 

まず、入浴剤の種類を知ろう!

 

出典:illustAC

 

日本浴用剤工業会によると、入浴剤は『医薬品医療機器等法』(旧薬事法)により規制されており、その使用目的や成分等により化粧品と医薬部外品の2つに分類されます。

 

化粧品

『人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう』と定義されています。

 

医薬部外品

『人体に対する作用が緩和であること』とされています。ここでいう人体に対する作用が緩和であるとは、正常な使用方法の下で人体に強い作用を及ぼさないことに留まらず、人体に対しても強い作用を起こさないことを意味します。冷え症やリウマチなどの「予防」の範囲におさまる効果・効能を表現することは可能です。

 

このほかにも、バスソルトのように「雑貨」扱いに分類されるものもあります。

疲労回復や肩こり改善など心より体への効果を期待するのであれば「医薬部外品」と書いてある入浴剤を手に取るようにしてみてください。

 

 

入浴剤の基本的な効果

 

出典:photoAC

 

入浴剤の基本的な効果は、入浴そのものによって得られる温浴効果(身体を温める、痛みを和らげる、など)と清浄効果(汚れを落とす、皮膚を清浄にする、 など)を高めることにあります。この考え方を基に、無機塩類系入浴剤・炭酸ガス系入浴剤などさまざまな入浴剤が発売されています。心身にもたらす働きもそれぞれ違うので、どんな効果が欲しいのか? 目的によって選ぶのが良いでしょう。

 

 

目的別おすすめ入浴剤

 

目的別におすすめの入浴剤をご紹介します。ぜひ選ぶ際のご参考にしてみてください。

 

出典:illustAC

 

目的:疲労回復や肩こり・腰痛の予防や改善

炭酸ガス系。炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムなどが配合されており、炭酸ガスによる血管拡張作用で保温効果が期待できます。炭酸ガスが皮膚から浸透し体の芯まで温めてくれます。

 

目的:乾燥肌や敏感肌の保湿

スキンケア系。保湿成分(セラミド等)を含み、肌に潤いを与え美肌効果が期待できます。

 

目的:お湯の肌触りが柔らかく!

無機塩類系。無機塩とはミネラルのことです。温泉水にはミネラルが豊富に含まれていますので、無機塩類系入浴剤は自宅で温泉気分を味わえます。一般的な入浴剤のほとんどが無機塩類に当てはまります。

 

目的:ダイエット・デトックス

発汗系。トウガラシエキスなど発汗作用を高める成分が配合されていることが多く、血行促進や発汗効果で新陳代謝が活発に。

 

目的:疲労回復や冷え性の予防や改善

生薬系。配合させる生薬(ハーブ等)の種類のよって効果はさまざまですが、疲労回復や冷え性の効能があるものが多いです。香りでリラックスも期待できます。

 

目的:入浴後にさっぱり感や清涼感

清涼系。メントールなど清涼成分が入っていることが多く、夏に好んで使われます。

 

新着記事

もっと見る


ページ準備中
しばらくおまちください。